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篠浦伸禎著
2019年11月発売 四六判・ソフトカバー・280ページ
縄文思想から武士道、そして日本精神。
日本人はどのように脳を使ってきたのか。
「人として信頼できるがんの名医100人」にも選ばれた、覚醒下手術の第一人者であるトップ脳外科医が、扁桃体や報酬系の暴走を止めるための『正しい脳の使い方』をやさしく解説。
「日本人のルーツは1万5000年前から1万年以上続いた縄文人です。縄文人は最近の研究で右脳的な人たちであり、争いがなく皆が助け合って暮らしていて平和的であったといわれています。そのような平和な民族が1万年以上続いたことは奇跡的なことであり、それは日本が島国であり、自然が優しくて厳しいという環境がそのような人たちをつくってきたのだと思われます。
魂は様々な臨死体験の報告から見ると右脳的であることは間違いないと思いますが、縄文人もお墓を集落の真ん中に作っており、死後の世界と密接につながり、右脳的であるがゆえに、魂を身近に感じていた人たちのように私は想像しています。
日本人はそのような縄文人の遺伝をついでいるので、先進国で唯一といっていい、争いを好まない右脳的な民族になっていったのでしょう。そういう意味では、日本人がいろいろな分野において、世界の中でも重要な役割があることは自明の理であり、その自覚とその役割を果たす覚悟が今求められる時代になりました」(本書「おわりに」より)
~読者の声~
・「とにかく良い本!統合医療、手術回数ではなく質ということ、右脳の大切さ、日本精神、
感謝・真心・誠意。認知症予防には、誠実、寛容、社交的、自立心、色々考えさせられる内容がギュッと詰まっていて参考になりました。家族で回し読みしています」
・「タイトルにひかれて読みました。著者は、覚醒下手術(意識を保ったまま手術をする-この本で初めて知りました)の第一人者で現役脳外科医の篠浦伸禎氏。ブレインドクター・左脳ミスター・右脳ミセス3人の対談形式で進められ、読みやすかったです。左脳は区別する脳、右脳は統合する脳であり、日本の歴史から見ると、日本人は、元々右脳優位と考えられるとあり、認識を新たにしました。武士道から、発達障害の脳の状況、教育、食の問題など、脳を鍛える(!)話題が多肢に渡り、読んでいてついていくのが大変でした。また、ゆっくり読み返したいと思う一冊です」
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