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空飛ぶドクター~ママさんフリーランス医師の僻地医療奮闘記~
¥1,760
渡辺由紀子著 2024年3月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ 防衛医大→陸上自衛隊医官→フリーランス医師 異色の経歴を持つ現役ドクターがいま伝えたいこと 北海道から種子島まで、必要とされればどこへでも! 日本中を飛び回って見えてきた日本医療の理想と現実 「自衛隊の医官で始まり、防衛省退職後、次の就職まで2年くらい、 いろいろな仕事をしてみたいと飛び込んだフリーランスの世界。 性に合っていたのか、もうすぐ7年目。 今は、年間200回以上飛行機に乗って、 時には新幹線で、全国の僻地の病院を飛び回る『空飛ぶドクター』となったのです」 (本書「はじめに」より) ~読者の声~ ・「最初はタイトルに惹かれ、女性の働き方の多様性の1実例として興味を持ち手に取りました。著者の場合は、フリーランスと一口に言っても通常の(?)非常勤のお医者さんとは異なる点が2つあります。1つ目はタイトルにあるように通勤距離が半端でないこと、2つ目はどれか1つに専門分野が絞られているのではなく、様々な科にまたがった総合的な診察をされていることです。後者は僻地医療で求められる要件でもあります。 後者は、ご自身の父親の病気がきっかけでなぜ医師になろうとしたのかの背景と関係があり、その辺りも含め、本の前半は生い立ちなどのプライベートな側面や具体的な勤務内容、フリーランスであることのメリット、デメリットが語られ、後半は僻地医療の現実や新たな取り組みなど社会的な視点が盛り込まれています。大都市圏住まいの自分が普段あまり気にかけたことがなかった問題への提起にもなっていて、働き方を超えたところでの知見を得られたのは私にはプラスでした。 働き方については、誰しもが著者と同じようには働けないでしょうし、かなり特異な例ではありますが、1つ言えることは、著者が悩みや葛藤を抱えながらも周囲の協力を得ながら今のスタイルを切り拓いて確立させたその事実と姿勢は誰しもの参考になり、一読の価値ありと思いました。(同じになる必要はなく、真似するだけでも自分が成長しそう。)」 ・「届いて2日で読み切るくらい、のめり込んで読んでしまいました。ドラマの世界と思っていたのに本当にあったんだとまずはびっくり。子育てをしながらなんてパワフル。僻地の医療問題、ニュースで見る位だったけれど身近な問題に思えた。「誰かのために」の心が伝わってきてこみ上げるものがありました」 ・「各地を空飛び回り楽しみながら、その土地の人とも触れ合う。そして、仕事は厳しく困り事は多々あるものの、それらの困難を乗り越えて、前を向いて明るく生きていく姿に感動しました」 ・「渡辺由紀子先生との出会いは、子育てを通してご縁をいただきましたが、ご著書では涙無しには読めない女医の半生が綴られていました。わが家の子どもたちにも勧めたい本です。医官時代の戦地にも行く気満々のアクティブさは、今でも変わらずただただ尊敬させられます。4月の出版パーティーやサイン会も楽しみです」 ・「女医さんならではの繊細な仕事、元自衛官ならではのタフな仕事を終えて、先生が帰りの飛行機から眺める景色の美しさを想像しながら読みました!僻地はもちろん、地方の抱える医療問題も浮き彫りにしながら、小型機実証実験を実現する力で、もうしばらくフリーランスで、僻地医療に貢献するその姿を発信していってほしいと思います」 ・「先が気になって一気読みしてしまいました。ドクターという職業は、とても大変な仕事だと思いますが、それを逞しく使命感を持って、色々な思いを持ちながらも全国を飛び回り、地域の医療を支えていくカッコ良さとその仕事の中に楽しみを見つけていけるタフさ、そして地域の生活を理解して溶け込んでいける柔軟さ、女性として家庭を持ちながらも両立していく強さ、その人間性にとても惹かれる本でした。こういう生き方があり、まだ一部であっても女性もそれができる時代になったと感慨深い一冊でもありました。所々に出てくるコラムが楽しいです。」
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三日月の輪舞曲(ロンド)
¥1,760
鈴木幸一著 2023年12月発売 四六判・ソフトカバー・360ページ 僕らは幸せになるために生まれてきた。 人生の主人公は君なんだ。 一風変わった一人旅の青年。 誰かと出会うたび、不思議な展開に巻き込まれていく。 そして30年の時を超えて明かされた驚きの真実とは……。 感動の実話小説 ●奇跡の物語に共感多数! 「私にも奇跡が起こってるんだ! と気づける物語」(かぐや・40代・群馬県) 「一人の若者がバイク一つで日本中を旅する物語。ただそれだけの事が、どうしてこんなにも心ゆさぶられるのだろう」(友/40代/和歌山県) 「胸が熱くなって、涙がホロリ。人っていいな。誰かに優しくしたくなる一冊。みんなに幸あれ〜!」(sango/40代/茨城県) 「怒涛のノンストップ青春グラフィティは、すべてに意味があり、すべてが繋がっていた」(キヨナカ・永遠の28歳・兵庫県) 「いっぱい笑っていっぱい泣いて、いっぱい学びがありました!」(とっちゃま・30代・東京都) 「青年の起こす不思議なご縁の連鎖に、どれだけ心ゆさぶられたことか! 人間捨てたもんじゃないですね」(AYA・50代・神奈川県) 「人とのご縁が心を諭し、人生の奇跡を導く物語。僕らは幸せになるために生まれてきた。人生の主人公は君なんだ。今日もサチアレ」(あうん。/40代/和歌山県) 「皆さんも一緒に『ご縁』と『偶然』の詰まった旅に出かけてみませんか? 不思議の連続ですが本当にあった出来事です」(とも・40代・東京都) 「たった1度の出会いが、人生を変えてしまう。愛にあふれた青年の旅の奇跡」(まゆみ・40代・大阪府) 「まさに運命の歯車! みーんな繋がってて 全てが用意されてるんですね!」( Yoko・50代・福岡県) 「これぞ、神の采配。すべては、バラバラで、でも、みんなつながっている。くまちゃんは、幸せ配達人だ!!」(ねこっち/年齢非公開/埼玉県)
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闇バイトで人生詰んだ。~元特殊詐欺主犯からの警告~
¥1,650
フナイム著 2023年12月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ 草下シンヤ氏推薦! 「闇バイトで人生を棒に振るな!」 自分自身も罪を犯し、刑務所に入ったフナイムさんだからこそ、 このメッセージが響く。 ネットに潜む罠、巧妙化する詐欺……。 犯罪に巻きこまれないための必読書。 「闇バイトをしたり、犯罪をしてしまいそうな読者がもしいたら、 私の経験を自分の人生に置き換えて想像してほしい。どんな未来が待っているのかを」(本書「まえがき」より) ~読者の声~ ・「特殊詐欺の元主犯格のフナイムさんの著書。警察や犯罪心理学のスペシャリストとはまた違った視点からなので若者から高齢者までとても役に立つ本です。闇バイトの種類やこんな文言があったら要注意なども書いてあります。闇バイトの末路も書いてありますが悲惨です。また高齢者の方向けに騙されないための注意点も書いてあります。 フナイムさんはトークが上手ですが文才もあり引き込まれます。通しで3回くらい読んでいますが毎回ハラハラしたり泣いたり笑ったりしてしまいます。映画化かドラマ化してほしいです! フナイムさんには是非本人役で出演してもらいたいです。(逮捕時は太っていらしたのでそこは特殊メイクで!) よくコラボされているYoutuberさん達にも友情出演で出てもらったら楽しそうだな〜なんて思いながら読んでました。 フナイムさんのした事は悪い事には違いありませんが生い立ちを見るとフナイムさんだけが悪いとは思えませんでした。なんならタイムスリップして当時のフナイムさん(子どもの頃)を保護したい気持ちでいっぱいになりました。フナイムさん、辛い事を思い出しながら書くのは辛かったでしょうに書いてくださってありがとうございました。かざひの文庫さんも社会的に大いに意味のある貴重な本を出してくださってありがとうございました。Amazonさん、取り扱ってくださってありがとうございます」
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ちょっと待った! その不動産相続~不動産屋だからわかるトラブル回避術~
¥1,650
志田宏著 2023年12月発売 A5判・ソフトカバー・160ページ 地元で評判の「正直不動産」が親身に解説! いちばんわかりやすい不動産相続の本 「相続で揉めないために大切なのは、ズバリ準備です」 「相続において最も大切なのは『儲かる』とか『損しない』ということではなく、 『皆が幸せである』ことだと考えています。 相続というとどうしてもお金やモノにフィーチャーしがちですが、 優先すべきは相続する側・させる側両方がどうしたいのかという心の問題なのです」 (本書「はじめに」より)
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イタリアの子供は「宝物」と呼ばれて育つ 〜日伊ハーフの娘が教えてくれた人生を変える思考~
¥1,650
ファストロ滋子著 2023年9月発売 四六判・ソフトカバー・240ページ きっとすべては上手くいく! 日本に足りないものを教えてくれた 幸せを生むイタリアマインド 迷ったらワクワクする方を選ぶ イタリア的生き方のすすめ この本には私が感じているイタリア人的思考、 イタリア人的生き方を書かせていただきました。 私が経験した様々なエピソードを通して、 読者の皆さんにも私と同じようにイタリアを身近に感じていただければ幸いです。 そこには、かつて私たち日本人が持っていた“誇りや自信”“人と人との繋がり”といった、 今日本人が失いかけている“大切なもの”があると信じています。 そして、その“大切なもの”をハートで受け取っていただけましたら嬉しい限りです。(本書「はじめに」より) ~読者の声~ ・「イタリアの生の姿やさまざまなことを伝えてくれ、読んだ後に清々しい気持ちになれる本でした。多くの気づきをいただけましたが、その中でもこの本のタイトル、イタリアの子供は「宝物」と呼ばれて育つ、ということが心に刺さりました。この部分を読んで、イタリアってなんて素敵な国なんだろうと思いました。大人がどんな子供も無条件に受け入れて愛していることが伝わってきます。こんな育てられ方をしたら、子供達は素敵な大人になっていくのだろうな、と思います。江戸時代末期、明治時代初期に日本を訪れた西欧人が日本人を見て、みんな幸せそうで子供を宝物のように育てていると感想を書き残しています。現代の日本で失われたことが、イタリアでは残っているのですね。まだ小さな孫たちと、この本に書かれているように接していきたいと思います。そして、この本の真骨頂はエピローグにあります。ここを読むだけでも、この本を読む価値があるのではないでしょうか」 ・「子育てはテクニックではなく相手を思う意識と言葉掛けが大切なのがとても伝わりました。大きな愛に包まれれば、それだけで自分を信じることが出来る。自分を信じれる子は大きなチャレンジをする事が出来る。チャレンジする人が多ければ、成功しても失敗しても得るものが大きい。そんな人が多い社会はドンドン心も身体も経済も豊かになっていくのでは無いかと思います。今からでも自分にも、周りにも愛を伝えていきたくなる。まずは小さな一歩から。そんな風に暖かい未来を感じられる本です」 ・「久しぶりに一気読みした書籍。どの年代の方にもこれほど優しく寄り添ってページを捲るたびに腑に落ち、愛のある言葉に心が穏やかになる副交感神経にロックオンの書籍❤️読みやすくてわかりやすくて優しい言葉に、これからの人生にも沢山の気づきをいただきました。大切な人にお勧めしたい本です」 ・「ファストロ滋子先生とは一度しかお会いしたことがない。その時とても感じがよくファンになりました。ワイン飲み過ぎてあまり記憶にありませんが笑。神楽坂のご主人のレストランも一度しか行ったことがない。美味しいし、おもてなしが素晴らしかった記憶が。その時も飲み過ぎてあまり覚えていませんが。まるで映画の様なストーリー。読み終わる頃には元氣になる。イタリアに行きたくなる本。夢は叶う。確信に変わる本。多分笑。とりあえずワイン飲んどけ笑」 ・「最も印象的だったのは娘のサラさんの意思の強さです。イタリアの音楽院への「入学は無理」と言われても諦めることなく次々と奇跡を起こし、最終的には人種差別を乗り越えて成績トップになったのは読んでいて痛快でした。私にも娘がいて、まだやりたいことが見つからないようですが、その時が来たら全力で支えようと心に誓いました。また、イタリア人の気質や生活が今の日本では忘れている大事な軸を大切にしていることを知って、とても魅力を感じました。飛行機が苦手でイタリアまで足を運んだことがなかったのですが、行ってみたい、何なら住んでみたいと思うほど親近感が湧きました」 ・「著者の独特な感性と考え方が随所垣間見えた考えさせられる本でした。特に好きだったのが作中に度々でてきた、「迷わずに SAY YES」というチャゲアンドアスカの曲から引用されたフレーズです。この本の、「とにかくワクワクする方へ迷わず進んでいく」というメッセージをいい具合にまとめていて個人的にとても好きなフレーズでした。私は昔からなにか選択をするときに色々と考えすぎてしまう癖があるので、これからはこのフレーズを思い出そうと思います。なにか迷っている事があるならばこの本をオススメします!」
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わが青春のウイグル~誰もが日本映画に歓喜し、健さんに憧れた~
¥1,650
イリハム・マハムティ著 2023年8月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ まだ自由が残っていた 少年時代・青年時代の楽しくて幸せな日々 本書で私が書きたかったのは、 古くからあるウイグル、歴史と伝統に彩られたウイグルです。 誰にとっても母国は大切な存在です。 たとえどんなに蹂躙されようと私にとっては大切な母国です。 その故郷が失われていく姿を日夜見なければならない日々はたとえようもなく苦痛です。 その苦痛は、同時に私が過ごした素晴らしいウイグルの少年時代をより強く想い起こさせるのです。 〇ペマ・ギャルポ氏との特別対談収録 〇出版に寄せて 〜文化を守ることは民族の生命を守ること〜(三浦小太郎) 今現在、ウイグルでは全土の収容所化が敷かれ、ウイグル人が、何ら政治的意識を持たずとも、 ただウイグルの伝統信仰であるイスラム教を信仰したり、ウイグルの民族文化、生活習慣を守ろうとするだけで「再教育」が必要な人間として収容所に送り込まれている。 やっと国際社会も日本社会もそのことに気づき始め、不十分とはいえ、中国に対する様々な抗議を始めている。 日本においても、かつてはイリハム氏はじめ数人しか顔と実名を出していなかった時代とは異なり、 多くのウイグル人が日本ウイグル協会に参加し、様々な形でウイグル問題を訴えるようになった。 そして現在、イリハム氏は本書でその一端を明らかにし、ウイグルの様々な文化をここ日本で紹介することを、自分の新たな仕事として始めようとしている。 中国が現在行っているジェノサイドとは、ウイグル人の生命を奪うだけではない。 ウイグル人の言葉、信仰、文化、そして生活習慣を含む、すべてのウイグル人の民族性を滅ぼそうとしているのだ。(中略) 今、この日本をはじめ、様々な国に住むウイグル人が、 ウイグル語教育、ウイグル文化の保持と様々な形での啓蒙活動、そしてウイグルの文化伝統を守り、 ウイグルの正しい歴史を学び伝えていくこと、それはウイグル民族の魂と生命を守り続けることなのである。 本書はそのための第一歩であり、ここ日本において新たなイリハム氏の出発点として記録されることだろう。 〇本書「おわりに」より ウイグルの悲劇は、日本と日本国民が今現在直面している危機と直結していることを知ってください。 現在いろいろなことが急速に進んできています。 本書をお読みいただいて、今後のことを考えていただくきっかけになれば幸いです。
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統合失調症の人と働くために知っておきたいこと~みんなが幸せになる精神障害者雇用~
¥1,650
松岡広樹著 2023年2月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ データで読み解く 精神障害者の「幸せな働き方」。 上司として、同僚として、後輩として、 ともに満足して働き続ける秘訣を徹底解説。 企業の方々には、当事者の方々に希望を生み出す言葉を一緒に対話の中で見つけ出してほしいと考えています。 希望を生み出す言葉はたくさんありますが、どの言葉がその人を力づけられるかは分かりません。 その確率を高めるためには、対話の中で作り出していくことが大切でしょう。 それを探せることが精神障害者の支援をする楽しみだと思います。 当事者を元気にし、自分も元気になり、会社も元気にしていく源になるはずです。 本書「おわりに」より ~読者の声~ ・「言葉を選ばずにいうと、精神障害と聞くと障害を持っていない自分とはどこか別のジャンルの方だと思っていました。ただこの本を通して、自分と変わらない、むしろ共感することができる1人の人間なんだと思うことが出来ました。障害とか関係なく、一緒に楽しく生きられる世界を作れたらとおもいます。1人のお客様がこれが役に立ったと考えています」
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植民地時代から少女時代へ~反日と嫌韓を越えて~
¥1,540
福屋利信著 2013年7月発売 四六判・ソフトカバー・256ページ 揺れる日韓関係の今だからこそ読んでおきたい1冊! 竹島問題や「従軍慰安婦」問題など、政治的には、かつてないほど日韓関係がぎくしゃくしているなか、K-POPや韓流ドラマ、映画などは変わることなく日本国民に受け入れられている。 著者はここにこそ、未来型の日韓友好を模索する道があるのではないかと説く。 韓国のポップカルチャーを通して韓国の文化や近現代史を知り、日韓の文化を比較しながら、 相互理解を深めることを提案する。 第1章 朝鮮戦争からソウル・オリンピックへ(南北分断から朝鮮戦争へ/竹島(独島)問題から日韓基本条約へ ほか) 第2章 ワールドカップから日韓新時代へ(民主化から格差是正へ/6・29民主化宣言以後の大統領とその政策 ほか) 第3章 2013年のソウルと北の脅威(「パルリ、パルリ」(速く、速く)文化/ソウルの整形美容事情の背後に見える韓国人気質 ほか) 第4章 日本のK‐POP受容(J‐POPとK‐POPの比較論/J‐POPとK‐POPを繋いだBoAと東方神起 ほか) ●東京新聞レビュー 「音楽、映画通じ韓国を探る 社会情勢踏まえ、本出版」 英米ロックやビートルズなどを研究している山口大学の福屋利信教授(大衆文化研究)が、音楽や映画といった文化的側面を通して韓国の実像を伝える書籍「植民地時代から少女時代へ~反日と嫌韓を越えて~」(太陽出版)を出した。著書では、民主化への過程、経済の隆盛、1988年ソウル五輪、2002年日韓共催サッカーワールドカップなど、韓国の政治や社会情勢を踏まえ、その時期にヒットした音楽や映画の背景を解説。高水準な歌手やグループが多数登場するKポップ界の事情、それらがどのように日本に広まっていったかなどについても説明している。領土問題などでたびたび緊張する日韓だが、福屋教授の最近の訪韓体験例として、ソウルでの街歩きや居酒屋の店内でも、むき出しの反日感情を突きつけられることはなくなった――などと記している。経済や文化の民間交流を強化し、相互の理解を深めていく重要性を説いている。 ~読者の声~ ・「文化論を展開する場合、先行文献や既存の資料にあたるだけでなく、入念な調査とフィールドワークが必要不可欠である。この点、著者は何度も現地に足を運び、自らの目と耳と全身の感覚で「韓国のいま」を感じ取り、日韓の歴史を丹念に整理したところに見事にフィードバックさせている。音楽・映画・スポーツといった文化的なものから、日韓の領土問題や朝鮮半島そのものの南北関係といった政治的側面にいたるまで、著者は実に様々な分野で、客観的な史実を的確に記述する一方、そこに存在する問題点から今後の展望まで、独自の見解を述べていく。その見解や意見に妙に説得力を感じるのは、日韓関係がより建設的・友好的になってほしいという著者のほとばしる情熱を一貫して感じるからだろう。両国の関係が政治的に難しい時期に差し掛かっている今だからこそ、文化交流でもってよりよい関係を構築していくべきであり、またその素地があるがゆえに十分可能であるとする著者の主張には、共感できる点が多い。さらに、本書でも頻繁に取り上げられているが、著者が韓国と関係の深い山口県に育ち、 自身の人生の随所において韓国そして日韓関係を肌で感じてきた事実そのもの、そしてそこからくる日韓関係のさらなる進展への熱い思いこそが、そもそも著者を本書執筆へと駆り立てた原動力ではないかと個人的には感じる。本書の全編を通して、そうした著者の溢れんばかりの情熱とメッセージを感じるのだ」 ・「まず驚くのが筆者のフィールドワークのすごさである。何度も韓国に足を運びルポのごとく丁寧に取材を重ねていることに脱帽。そして特筆すべきは若い人々への理解の上で書かれている点である。単なる、事実を無味乾燥に述べた学術論文的でないところが良い。文化を音楽、映画という面から取り上げているのは筆者の面目躍如であろう。筆者はビートルズを中心に60年代の音楽を語らせたら日本でも有数のエキスパートである。本書ですごいと思うのは韓国の映画史をほんとにわかりやすく年代順に解説してくれているところである。あれも見たい、これも見たいと思わせる。若い人々に是非見て欲しいという作品ばかりが、的確に批評、感想が述べられている、これだけでもこの本は一見の価値がある。。。。文中から感じられるのは筆者の心からの願いであろう日韓の真の友好促進への熱情である。今こそ、筆者のような視点から日韓が互いに理解し合う時代なのではなかろうか?筆者のこのようなほとばしるような情熱はどこからくるのであろうか?本書によれば、山口県に生まれた彼は若い頃から日本における朝鮮人差別に対して、強い憤りというより、深い悲しみを抱いてきたようである。ただ、それを心に抱くだけでなく、差別撤廃を行動に移していることに尊敬の念をいだく。若い世代の諸君に是非とも読んでいただきたい一冊である。本書によって韓国(というよりは朝鮮)の辿った苦難の道を理解した上で、過去の日本の犯した過ち(特に植民地化)について潔く謝罪し、その上で友情を築くようにしてほしい。いつの世もいじめた者はそれをすぐに忘れるが、いじめられたものは決してそれを忘れられないのであるから。最後に、このタイトルからも察しが付くと思うがこのような切り口で韓国を語れるのは筆者以外にないだろうと思う。大学、高校などの図書館には常備の一冊だと強く思う」
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台湾の表層と深層~長州人の熱情と台湾人のホンネ~
¥1,650
福屋利信著 2017年2月発売 四六判・ソフトカバー・256ページ 親日感情を育てたのは長州人だった!? 歴史からポップカルチャーまで、複眼で見たリアル台湾。 「台湾と台湾人の表層から深層へと日本人の関心と理解は深まるべきだ。それは、悲しい歴史を乗り越えて、言いたいこともぐっと呑み込んで、それでも親日でいてくれる「世界一の親日国台湾」に対して、日本人として示すべき礼儀であろう。 日本と台湾の関係が増々密になれば、領海問題や歴史認識問題などのセンシティヴな課題を抱える東アジアの政治・経済の安定に、必ずや何らかの貢献ができるはずだ。まずは台湾をもっともっと理解することから始めてみよう!」(著者談) ~読者の声~ ・「台湾の人たちは日本のことをよく知っているのに、日本人は台湾のことを驚くほど知らない、と著者は嘆く。というより、台湾の人たちが日本のことをよく知っているという事実すら 知らない日本人も少なくないのではないだろうか。 しかし、本書で深く掘り下げられているように、台湾の近代化に貢献したのはまぎれもなく日本であり、それゆえに台湾の人々は反日どころか親日感情を抱いてくれているのである。そんな台湾のことを知らないままでいるのは、なんともったいないことか! 台湾での知名度の高さは、桂太郎でもなく、乃木希典でもない。児玉源太郎をはじめとする長州人が台湾の近代化に大きく寄与した史実を、著者は同郷が長州である地の利と縁を活かして、深くかつ丁寧に説明してくれる。 著者はまた、台湾と日台関係の詳説から、両国民の国民性、ひいては日本人のグローバル化論までも結びつけて考察していく。「日本人にとってのグローバル化とは、日本人としての自己を保持しつつも、他国の文化や価値観に対して柔軟であること」というのが著者の信念とのこと。その「日本人としての自己」とは、奇しくも台湾の人々が日本の統治時代に学んだ「自己犠牲」「誠実」「勤勉」「責任感」といった「日本精神」にほかならないように思えた。 そうした日本精神が日本人の間で失われつつあるように感じられると、逆に台湾側からイメージされているのは、なんとも皮肉なことであり、日本とわれわれ日本人にとっては危機的状況であろう。「日本人らしくない人」が「グローバルな人材」などと思う風潮が一部、世の中にあることも残念なことだ。 台湾および日台関係を歴史的・文化的に知るだけでなく、日本人にとってのこれからのグローバル化のあるべき方向を、あらためて考える機会を与えてくれる良書である」 ・「「歴史は流れで覚えよ。縦と横のつながりを意識せよ。」という歴史の先生に教わった言葉通りの本であり、これまで頭の中でばらばらだった歴史上の出来事や、日本と台湾との関係が一本の筋としてつながった。 特に印象的だったのは、日本ではほぼ無名に近い偉人たちにスポットを当て、彼らがいかに台湾の近代化に影響を与え、また台湾の人々が彼らを今でも慕ってくれている事実である。「日本精神」を引き継いでいる台湾の人々と比較すると、今の日本人はどうだろうか。偉人に学ぶ、過去の日本人に恥じない生き方をする、そのような日本人はどれくらいいるだろうか。本誌には台湾人へのインタビューが掲載されているが、その中に「日本人は、すごく真面目なイメージだったが、その日本人の美徳が、日本の若者の間で崩れ始めていると危惧する」という回答がある。 また、本誌で書かれている内容をもっと深く知るための映画や音楽等のポップカルチャーが紹介されていることも特筆すべき点である。特にこれまで台湾映画を見る機会が少なかったため、大いに興味をもつことができた。 台湾についてあまりよく知らない人には入門書として、よく知る人にも新たな発見が見出せるお勧めの一冊である」 ・「台湾は「世界一の親日」とよく言われる。昨年、実際に台湾を旅行してみて肌で感じた。だが、「それはなぜ?」と考えたことはなかった。この本は、その疑問を想起させてくれ、なおかつ丁寧に回答を提供してくれている。筆者は、日本が台湾を植民地とした時代の治世の方が、日本の敗戦後、日本に代わって台湾を支配した蒋介石国民党の治世より良かったという「比較論」の中での親日である、と結論づけている。加えて、筆者は。日中国交正常化の際、台湾を切り捨てた日本の苦しい立場に言及しつつも、それでも親日でいてくれる台湾に対して、日本人は、台湾人が歴史的悲劇を乗り越え、言いたいこともぐっと呑み込んでくれている事実を知っておかねば、「日本人として礼を失する」と警鐘を鳴らしている。この本のおかげで、私の「親台感情」は、随分深まった」
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大学教授よ、書を捨てよ、街へ出よう~「プロジェクト型課題解決学習」(PBL)進化論 ~
¥1,650
福屋利信著 2020年4月発売 四六判・ソフトカバー・192ページ 大学と大学教授に課せられた、 これからの時代の使命とは!? 社会連携型のプロジェクト型課題解決学習(PBL)は、 学生に能動的態度を植えつける格好の学びの場であると同時に、 大学教員の地域貢献に対する意識改革への優れたツールにもなる! 21世紀の大学教員は「地域貢献」なしに生きていけない! 「我々は、大学の教員としての意識を世の中の動きに合わせて最適化し、 街の中に飛び込む勇気を持たなければならない。 そうしないと、大学は令和の時代を生きていけないのだ。 我々は、躊躇している場合ではない」(本書「おわりに」より)
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運を動かす力~自分を信じれば奇跡が起きる~
¥1,650
谷口令著 2021年9月23日発売 四六判・ソフトカバー・256ページ ほんのちょっとのコツで人生は変わる、運は良くなる! 多くの人を幸せに導いた風水心理カウンセラー自らの開運ものがたり。 「心が動いたものがあれば、今すぐ生活に取り入れてみてください。 なんといっても、運はスピード! まずはやってみること、行動することが、運を動かすコツのひとつです。 すると、‶未来は自分でつくれる″という、とってもシンプルなことに気づくはず。 風水や九星気学はそのための道具であり、 未来をつくっていくのは自分自身なのです」(本書「おわりに」より)
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病室は、教室だった。~僕が医療の現場で学んだこと~
¥1,650
五十子大雅 著 2022年7月25日発売 四六判・ソフトカバー・224ページ 優しさから生まれた 情熱ドクターの処方箋 「ほんの少し考え方を変えるだけで、幸せに生きられる」 本文「はじめに」より 僕の母校の慈恵医大の建学の精神に、 「病気を診ずして病人を診よ」 という言葉があります。 病気そのものを診るのではなく、その人自身を診よ。病気だけに目を向けていては、本来の医療はできない。 人それぞれ、悩みもあれば夢もある。生きてきた人生も違えば、背負っているものも違う。 病気を治すことは大事だけれど、病気を治しただけでは幸せにはなれません。 「ほんの少し考え方を変えるだけで幸せに生きられるんだよね」 僕は医療現場という教室で、そのことについて学びました。 気持ちの持ち方一つで変わることって、たくさんあると思います。 ほんのわずかなところに幸せって一杯転がっていると思います。 でも、そのことに気づいていない人が多いのです。 僕は一人でも多くの人に「楽しいよね」「幸せだよね」と感じられるような生き方をして欲しい。 この本を通して、少しでもそのためのサポートができればと願っています。 ~読者の声~ ・「一人でも多くの人に、手にとってほしい本。公明正大で、やると決めたら必ずやりとげる五十子先生。そのひたむきさは本当に尊敬に値します。 特に今の時期、お医者さんは良くも悪くも、いろいろ言われていますが、「お医者さん」と一括りにされるけど、一人一人それぞれの想いがあって診療に当たっていること、またその「お医者さんも一人の人間」であるということを再認識しました。五十子先生には、これからも人を幸せにする医療を究めてほしいと思います。」 ・「どんな方にもおすすめできる本です。 短編で構成されているので、読みやすく分かりやすいので一気に読み進めることができます。 老若男女どんな方も感動やウルウルのエピソードに多くの納得と気付きが得られる本だと思います。」 ・「この本は、どの項目からどんなふうに読んでも読みやすく仕事で落ち込んだ時に読むと励まされ元気になります。 またどんなに優秀でもどんなに恵まれた環境で育った人でも苦悩や挫折もあり そこからどう考えをかえて楽しく一度しかない人生を生きていくかのヒントになる一冊です。 ぜひ一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか?」 ・「医療者でなくてもとても読みやすく、ひとりの人間として、病院にかかるいち患者として大切な事を気付かせてくれる本でした。どのように病気と向き合うか、今ある人生をどう自分らしく生きるかを考えさせられ、今後の人生に参考になります。 自分は看護師ですが、医療者として働くことを志した初心も思い出させてくれる、人と関わる中で本質的に大切なことを教えてくれるそんな本でした。いろんな医療機関で働いてきましたが、自分が病院にかかる際は1番に診てほしいと思える先生です。」 ・「先生が実際に体験され学んだ事、感じられたこと、また反省されたことなども包み隠さず書かれていて、とても読みやすく一気に読みました。 その体験談から今後こうしよう!と失敗や体験から学んだ事を書いて下さっていて、とても共感できました。日々を大切な人を大切にし1日1日を大事に過ごしていきたいと思いました。また何か新しいことに挑戦しようと思う一冊でした。」 ・「本を読む事はそんなに得意ではないのですが、 難しい表現とかもなく、わかりやすい表現や言葉なので一章一章で区切って読めるので、区切りを探して読まなくても隙間時間を使ってでも読めました。 研修医から医者になるまでの経験、本に書いてある様なストーリーは中々聞く機会もないので、とても新鮮で医療関係の人ではなくてもお子様やご家族、どなたでも読める本だと思いました。 所々、面白い表現もあったりと 思わず笑ってしまう場面も何個かあり 面白おかしくだけど真面目なお話。 今後の生活の仕方の視点、捉え方など 視野が広がりました。 本を完読して、改めて自分に関わる周囲の方たちを大切にして、日々過ごしていきたいなより強く思えた一冊でした。」 ・「お医者さんの体験談ではあるものの、医者目線というよりは一人の人間目線のエッセイ。 短編で、言葉も素人に伝わりやすい、読み易くて優しい本。小中高生が読んでも心に響く短編があると思います。 読み易い反面、短編なのでもう少し掘り下げて聴きたい話が、あっさり終わってしまって少し残念に感じる部分も。。」 ・「五十子先生の患者に対する人間性のある細やかな心温まる思い、姿勢に心が動かされ、かつ感心しました。また、それ以上に、御尊父、御母堂、御兄姉に対する五十子先生の回想の章を読んで大変感動いたしました。アマゾンで注文して、今日入手し、3時間で一気に読んでしまいました。五十子先生の前向きな生きざま、人間性のやさしさが随所に散りばめられて、久しぶりに心が洗われた気持ちです。」 ・「最高に素晴らしいご両親、ご兄姉に恵まれ、甘やかされることなく粛々と努力を重ねて来られたんだなあと頭が下がりました。 私の話です。かつて息子が難しい手術が必要となり、つてがあって、日本ではその分野の権威といわれる教授の診断を仰げることになったのですが、あまりの上から目線の高慢な態度に、他の病院のお世話になることにしたことがありました。(ちなみに手術は無事成功しました) その時以来、しみじみ、医は仁術、腕だけでなく医師の人間性の重要さを意識するようになりました。 著者の小学生の時のエピソードで、ともだちがその子のお気に入りの古びた本を誕生日にプレゼントしてくれた話があります。裕福な家の子なら、新品のおもちゃや本でないと「なんだ~」とがっかりしそうですが、著者は「すごく大事にしてる本をくれたんだ」と感激する感性の持ち主でした。既に「感動する医療・心動かされる医療」を目指していくのちの温かい心の医師になる片鱗が見えるような子どもだったんですね。 「治療」というよりも「相談」に来る患者たちのため、カウンセリングのような形式で話を聞き、安心してもらう。患者に寄り添う医療。患者が困った時に相談できるクリニック。 そんな五十子医師の抱く理想を掲げて診療する医師が増えてほしい。 おびただしい数の動物たちの犠牲の上に開発された薬を飲むとき、ありがとうという気持ちをもっと持つようにします。 薬の吸収をよくするため、規則正しい生活や、良い腸内環境を心がけようと思います。 運動という字は、運を動かす、と書くんだなあと、気付かされました。 毎日毎日、淡々とやるべきことをやっていこうという、著者の貴重な沢山のアドバイス、しっかと受け止めました。」 ・「先生の体験談を元に先生が感じられたことや学ばれたこと、また反省されたことなども包み隠さず書かれていて、とても興味深く、時に笑い、時に涙を拭いながら、一気に読み通しました。先生のまっすぐで温かい人柄と医療や日々の生活に取り組む真摯な姿勢が伝わってきます。日々の生活や物事に向かう時の心の持ち方など、とても参考になることが多く、医療に携わる方はもちろんのこと、子供にも読ませたいと思う一冊でした。」
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依存脳~依存症克服のための脳的アプローチ~
¥1,650
篠浦伸禎 著 2022年12月2日発売 四六判・ソフトカバー・224ページ 脳から見た依存症と自立 アルコール依存、ギャンブル依存、ゲーム依存……。 お酒好きな脳外科医が自らの体験をもとにして綴った、 依存症の仕組みと克服のためにすべきこと。 「この本を書こうと思った目的は、なぜアルコール依存症になるのかを脳科学的に探求し、 自分自身がそれに対する改善法を実行して、自分の目的にまっすぐに向かえるような、 幸せな日々を送ることができるようになることにあります。 そうなれば、自分のみならず多くの人の福音になるはずです。 そのために、多くのアルコール依存症関連の本や論文を読み、 アルコール依存症から脱却するには何が必要なのかを毎日自分に問い続け、今日まで試行錯誤してきました。 そのような作業を行うことで、今はほぼその目的を達成しているように感じています」(本書「はじめに」より)
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みんなでできる地球のおそうじ~わたしから始める環境革命~
¥1,650
小野誠 著 2022年12月23日発売 A5判・ソフトカバー・128ページ わたしたちの日々の暮らしが地球を汚しています。 環境汚染、食糧危機、水不足、気候変動、健康への影響…。 大切な地球のために、わたしたち一人一人が、“今„できること。 子供たちのために、 未来に繋ぐ『プラチナバトン』(キレイな環境) 第1章 わたしたちを取り巻く環境をしろう! 第2章 私たちの身の回りにある環境問題 第3章 地球を救う微生物たち 第4章 今わたしたちにできること
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小説 早稲田大学
¥1,980
山本昇 著 2022年10月23日発売 四六判・ソフトカバー・272ページ 都の西北で繰り広げられた 昭和30年代生まれの若者たちの青春群像 地方から夢と希望を抱き上京 早稲田を目指した若者は、 今、 地域再生に燃える! 小説『岡山県立津山高等学校』続編 早稲田大学の秘史も紹介!
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仕事に役立つ、日本人のための 情報の世界史
¥1,650
玉原輝基 著 2022年6月21日発売 四六判・ソフトカバー・256ページ 歴史を知り、 未来を読む。 『通信の日本史』の著者による第2弾書籍! 世界史を「情報」で読み解く意欲作。 日本文明と西欧文明が融和すれば、世界の文明は新しいステージへ進化する! ! 『情報の世界史』 目次 序章 世界の文明と時代区分 文明のベルト地帯と世界の諸文明 世界史のはじまりはいつか 本書の時代区分について 1章 古代(紀元前776年~西暦580年) 古代世界のあらまし(1)ギリシャ、ローマ 古代世界のあらまし(2)オリエント 古代世界のあらまし(3)中国 古代世界のあらまし(4)日本 「人類最高の発明品」文字のはじまり(1)文字の分類 「人類最高の発明品」文字のはじまり(2)アルファベットの誕生 「人類最高の発明品」文字のはじまり(3)最強の文字、「漢字」の誕生 「人類最高の発明品」文字のはじまり(4)日本における漢字、万葉仮名まで 縦書き文化と横書き文化 古代の情報記録と情報伝達(1)石から粘土板へ 古代の情報記録と情報伝達(2)「パピルス紙」は紙にあらず 古代の情報記録と情報伝達(3)〜「紙」以前に中国、日本で使われた木簡・竹簡〜 古代の情報記録と情報伝達(4)羊皮紙〜優れていたが、手間がかかって高コスト〜 古代の情報記録と情報伝達(5)紙の発明は中国だった 2章 中世(581年~1205年) 中世のはじまり〜隋の建国〜 中世世界のあらまし(1)中国 中世世界のあらまし(2)日本 中世世界のあらまし(3)イスラム 中世世界のあらまし(4)ヨーロッパ 木版印刷(1)紙だけでなく、印刷の発明も中国だった 木版印刷(2)世界最古の現存印刷物は、日本にあった! 紙が西へ伝わるきっかけとなった、天下分け目の合戦〜タラス河畔の戦い〜 中世まで中国は最先進国だった〜中国の三大発明:火薬、羅針盤、活版印刷〜 あまり定着しなかった、中国の活版印刷〜多すぎる文字が仇…〜 イスラム世界が情報技術の発展のキーになった 中世ヨーロッパの情報記録、印刷事情 中世日本の文字、情報記録、印刷事情〜ひらがな・カタカナの登場、女流文学、木版印刷の興隆など〜 3章 近世(1206年~1867年) 近世世界のあらまし(前半)〜モンゴル帝国のユーラシア征服からレコンキスタ〜 近世世界のあらまし(中盤)〜大航海時代から一体化する世界〜 近世世界のあらまし(後半)〜「革命」の時代〜 活版印刷の発明者と「も」言われている、グーテンベルク 近世日本(1)鎌倉〜江戸時代初期の印刷事情 近世日本(2)〜江戸時代中期以降の印刷事情〜 近代以前の「通信」について 4章 近代(1868年~1984年) 近代世界のあらまし(1)〜明治維新:近代国家が東ユーラシアに出現〜 近代世界のあらまし(2)〜帝国主義の世界〜 近代世界のあらまし(3)〜2つの世界大戦を経て〜 情報通信の革命(1)〜電信の発明と実用化〜 情報通信の革命(2)〜無線通信の発明と実用化〜 電話の発明と実用化、一般化 情報メディアの世界史(1)〜新聞〜 情報メディアの世界史(2)〜通信社〜 情報メディアの世界史(3)〜ラジオ〜 情報メディアの世界史(4)〜テレビ〜 5章 現代(1985年~) 現代世界のあらまし〜「通信の自由化」が世界にもたらしたもの〜 コンピュータの出現〜演算機能による情報の高度化〜 2大巨頭ビル=ゲイツ、スティーブ=ジョブズとパソコンの普及 記録媒体の出現(1)〜紙から磁気へ〜 記録媒体の出現(2)〜磁気から光へ〜 世界をつなぐ海底ケーブル〜銅線から同軸、光ファイバー、そして未来〜 携帯電話の発明と発展 インターネット(1)〜インターネットの誕生〜 インターネット(2)〜インターネット普及、SNSによる「1億総発信者」の時代へ〜 終章 情報と文明の未来 量子情報が未来を拓く? 文明の未来 「文明の未来、そして人類の未来は、東西の先進文明である日本文明と西欧文明とが融合し、 自由と民主主義、人権、法の支配といった価値観を共有しつつ、 日本文明の特徴である包括的で融和的な文明へ発展することにより、 新しいステージへ進化していくと考えます。 そして科学技術と情報科学の発展により、 人類の繁栄に貢献する新しい文明が世界に広がっていくことを確信しています」(本書「終章」より)
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本当に正しい医療が、終活を変える~お金と病気で悩まない!~
¥1,650
吉野敏明、田中肇、大和泰子著 2016年9月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ 終活は保険、年金、相続だけではない! 病気になってから治す医療ではなく、病気にならないための医療を。 安らかな人生の終い方のための全く新しい取り組みを提案! 「本書は終活のための本です。よい終活とは、遺書を書くことでも、墓石を選ぶことでも、葬儀会社を選ぶことでもありません。保険を組み合わせることでもありません。健康な体と心をもち、心が最期の瞬間まで成長する。これによって、その人の寿命と健康寿命が一致し、できるだけ介護のない状態で家族や周りの人たちと最後まで幸せに暮らし、その人がこの世に生まれてきた証を残して、次世代にこれを紡いでいくことです。そのために一番大切なことが、「心と体の健康」です。そのために、『正しい医療』が必要なのです」(本書「おわりに」より) ~読者の声~ ・「この本を読んでみて、人の「寿命」と「健康寿命」を一致させる為、今以上に自身の健康に気を付けること、そして、長く患わずに済む様な身体を作ることがつくづく大切であると痛感させられた。 この国の保険制度を始めあらゆる制度・しくみは一朝一夕では、また個人の小さな力では簡単に変えられるものではないだろう。しかし、今、私自身に出来ることからやり始めなければならないと、考えさせられた」 ・「共に住む高齢の祖母の為に何が出来るか考えさせられました。また、母や将来の自分の為にも今から出来ることがたくさんあるのだと分かりました」 ・「正しい医療とは何か、終活は医療でここまで変わるという事を知れました。これらの課題で書かれた本の中でお勧め本の1冊です」 ・「自分の中で終活なんて考えたこともありませんでした。まだまだ関係ないと思っていましたが、たまたま手に取った本でしたが、読んで本当に良かったと思います。高齢社会…自分の今おかれている環境…私はこれから先も病気にならないとは限らない…この本を読んでこれから先の未来を考えることがきっかけとなりました」 ・「この本には日本の医療の問題点などを分かりやすく書かれており、今後の自分や家族の人生の参考にさせていただきたいと思います。ただ終活ということを考えた時自分だけが正しい知識を持って正論を吐いたところで周りの人間(家族や社員など)を動かせる訳ではありません。お互い普段からの思いやりや気遣いが大切で、普段は家族や周りの人間を顧みない、ワンマンで自分の思うように周りが動かないと暴力を振るったり、暴言を吐くような人がいくら正しいことを言っても周りの人は言うことを聞かないでしょう。これから終焉に向かっていく自分の人生において、正しい知識を身に着けると同時に家族や周りの人間との心のつながり、コミュニケーションを普段からきちんととることが何より大切だなと改めて感じました」
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パリのハイブランドが欲しがる技術は、 なぜ東京の下町で生まれたのか ~蔵前の頑固オヤジの反骨仕事術~
¥1,650
長谷川博司著 2021年9月6日発売 四六判・ソフトカバー・208ページ 中谷彰宏さん推薦 「スーツの形を崩さない世界一薄い財布を探して、 長谷川さんの財布と出会った。 ポケットに、職人の心意気を入れています」 「人と同じことはやらない」 「みんなが右を向いたら、自分は左を向いて違う路線を拓く」 「常に森羅万象に対しアンテナを向ける」 三代続く革職人の矜持とは。 「僕がブランドを作ろうと思ったその原動力には、男としての野望もあった。 僕の野望は、権力にも、財力にも向かず、ひたすら財布に向けられた。 最高品質の財布を作って、僕の技を日本に、世界にひけらかしてやると思った。 なんて平和な野望だろうか。 権力や財力だとそうはいかないが、財布づくりにいくら野望をぶつけたところで、 誰かが幸せを感じてくれるだけ。 これからも安心してそこに男の野望をぶつけていこうと思っている。 もし、その胸にたぎる野望を持て余している若者がいたら、ぜひ職人になる道を検討してみてほしい。 ものは、その思いをぶつけただけ答えてくれる。 だけど今の時代、職人という言葉が指すのは、 ものをつくる職業に限らず、エキスパート全般を指すような気もしている。 「職人だねー」は、ある種の褒め言葉だろう。 そして、これからの日本を元気にするのは間違いなくエキスパート(職人)たちだ。 この本が、あの時代に失った日本の大事なものを もう一度取り戻すための一助になればこんなうれしいこともない」(本書「おわりに」より) 長谷川 博司(はせがわひろし) 1952年3月1日、東京都台東区浅草橋生まれ。 台東区立小島小学校、台東区立台東中学校、明治学院高校 卒。 1970年、株式会社長谷川製作所入社。 2000年、株式会社革包司博庵(純紳士用革小物専門メーカー)設立。 2001年、自社ブランド「MAISON de HIROAN」始動。
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古代から現代までを読み解く 通信の日本史
¥1,650
玉原輝基著 2021年10月26日発売 四六判・ソフトカバー・160ページ 世の中のしくみは「通信」で決まる! 序章 日本文明と時代区分 第1章 古代~近世 701年~1867年 第2章 近代 1868年(明治維新)~ 第3章 現代 1985年(通信自由化)~ 終章 ~エピローグ~通信の未来 情報通信技術(ICT)は飛躍的に進化しており、 これからどのように進化し、どのような革命を起こすことになるのかということは、 わたしたちの想像をはるかに超えたものになるでしょう。 現在の情報通信革命はまだまだ初歩的なもので、真の革命はこれから起こるはずです。 序章であえて日本文明という用語を使いましたが、 もっとも成熟した文明を持つ日本から未来の真の情報通信革命が起こることを、わたしは確信しています。 ――本書「おわりに」より 本著はエンジニア向けの専門書ではなく、一般の読者向けに書きました。 技術的なことよりも、社会的な側面に焦点を当てています。 とくに学生さんや若い社会人が「通信」に興味を持ち、同時に「日本」の歴史に触れる機会になれば幸いです。 ――本書「はじめに」より ~読者の声~ ・「もともと歴史好きで、タイトルに惹かれて本の情報を見たら、専門書ではなく一般の読者向けとのこと。面白そうだったので、購入しました。いまは当たり前のように使っている携帯電話やインターネットも、「そういう時代もあったな〜」と懐かしい気持ちになったり、飛脚の話があったり、海底ケーブルの歴史が書いてあったり。専門的な話ではなく、歴史や背景なども書いてあり、面白い切り口だなと思いました。とても読みやすく、最後の「通信の未来」まで楽しめました」 ・「「情報を人に伝える」この必要性は、古来から続いており、このおかげでいろんなことが発展していったことがよくわかり、通信の重要性を初めて理解したように感じています。勉強のつもりで読んだのですが、読み物のようにおもしろく一挙に読んでしまいました。歴史がそんなに好きでない人でも、楽しく読める本だと思います」 ・「学校の勉強としての歴史は好きではありませんでしたが、知らないことばかりで、日本史として興味深く読み進めることができました。通信に関することの背景を知ることができたり、他の国のことが出てきたり、幅広く、たくさんのことが書かれています。「六感通信?」も考えもしなかったことが書かれていて、ワクワクした気持ちになりました」
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百年思考~ホスピタリティの伝道師が説く「日々の在り方」~
¥1,650
高野登著 2021年4月29日発売 四六判・ソフトカバー・224ページ 本田健さんの推薦! 「この本は、言葉の宝石箱です。 どのページを開いても、心にジーンとくる メッセージで溢れています。 とってもあたたかい気持ちになりました。」 「百年先を見据えて今をどう生きるか」 善光寺寺子屋「百年塾」心に静けさを取り戻す講話100選 未来のために「幸せの種」を蒔こう 「ここに収められたひとつひとつの話には、「解」はありません。 それは、これからの時代を生きるには「解を求める」より先に、 「問いを導き出す」ことのほうが大事だと考えているからです」(本書「おわりに」より) 著者/高野登 人とホスピタリティ研究所代表。1953年5月9日生まれ。長野県出身。 1974年、プリンスホテルスクール(現日本ホテルスクール)卒業。 同年、渡米し、NYホテルキタノ、NYスタットラーヒルトンに勤務。 1990年、リッツ・カールトンに移籍。1994年、日本支社に転勤。 支社長として、リッツ・カールトンの日本におけるブランディング活動を行う。 2009年、退社し長野市長選に出馬。現職に651票差に迫るも惜敗。 2010年、人とホスピタリティ研究所を設立。 現在は講演活動やラジオ出演など、多岐に渡る活動を行っている。著書も多数出版。
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遺言~私が見た原子力と放射能の真実~
¥1,650
服部禎男著 2017年11月発売 四六判・ソフトカバー・256ページ エネルギー問題と医療問題に革命を起こす 超小型原子炉と放射線ホルミシス 電力業界の異端児がどうしても伝えたかったこと 闇に葬られた原子力技術とは!? ●本質安全●30年間燃料交換不要●制御棒不要●運転員不要●送電線不要●発電コストは1/10●原爆の材料となるプルトニウムを作らない 日本はなぜこの技術と真実を無視し続けるのか⁉ はじめに~異常気象と貧富の差の拡大がもたらす人類の不幸~ 1章 超小型原発は世界を救う~50年温め続けた革新的原発~ 2章 闇に葬られた技術~アメリカが教えてくれた乾式再処理と金属燃料~ 3章 「パンドラの約束」とは何だったのか~アルゴンヌでの奇蹟と誓い~ 4章 原発と放射線に関する誤解~原子力を怖がらせる必要があった~ 5章 放射線ホルミシスとは~福島の健康被害など絶対にありえない理由~ 6章 神の贈り物としての原子力と日本人の使命~2発の原爆と原発事故を日本が受けた意味~ おわりに~神様は人類の幸せを願っている~ 「私は本書を遺書のつもりで書きました。私は原子力の専門家として、みなさんに真実を知っていただきたいと願っています。有害でしかないと思われている放射能(放射線)とは本当はどういうものなのか、原子力がいかに安全でかつ次世代を担うにふさわしいクリーンなエネルギーであるか、ぜひ読者のみなさんに知っていただきたいのです」(著者談) ~読者の声~ ・「仕事でおつきあいのある方からのお勧めで購入して読みました。長崎出身の私は、原子力と聞くと、眉間にシワを寄せることが多いのですが、この本を読んで、新たな価値観を持てるようになりました。原子力発電(大規模でなく、小規模の原子炉を持つ発電方法)の必要性を考えさせられる意義ある本です」 ・「原子炉工学と原子炉災害評価の専門家であり、原子力発電所の現場にも経験豊かで、国際的にも活躍された著者の多分野にわたる提案は傾聴に値する。若い人たちのお薦めしたい書である。福島原発事故では、被曝による死者数はゼロであったにかかわらず、長く厳しい避難生活が原因で亡くなった死者は既に千を超える。低線量被曝許容レベルをICRPの鵜呑ではなく、我が国では実際の検証に基づくレベルで対処したなら、避難者を早く帰宅出来るような施策が可能であろうし、避難者の苦痛を軽減し被災地の復興を促進出来るに違いない。燃料サイクルを完結するために高速炉を開発することが不可避であるとすれば、”もんじゅ”廃炉に次ぐ計画としては、フランス型のみにこだわらないでこの画期的な安全小型4S炉も候補として検討すべきと思う。4S炉が制御棒なし、燃料取替えも不要で、安全かつ柔軟に負荷追従出来ることが実証されれば、これまでの大規模原子力発電が見直され、日本発信の超安全小型炉として広く世界に普及することも期待される。「遺言」とされたことは著者がご高齢になられたからと推察するが、著者がお達者なうちに何らかの進展があることを望みたい」 ・「12/30日に政治ブログで高名なねづさんから今月の推薦図書として紹介がありました。早速アマゾンで購入しました。帰省していた孫たちがそれぞれの家に帰ったので今日読み終えました。人生70年を経験しました。定年後に覚えたインターネットで日本や世界に充満するフェイクニュースに驚きました。まさに世界は一部のいわうるエスタビリッシュ(世界を牛耳っている方々)の利益のためにあらゆる情報が操作されていて真実や事実とはかけ離れている現実に憤っています。新聞やTVでしか情報を得ておられない人には何故トランプ氏がアメリカ大統領になったのかは理解できないでしょう。日本国内でモリカケ騒動が何故1年近くも(2018年も外国人議員により国会議論が占拠される)マスゴミと野党議員により無駄な時間の浪費が行なわれているのか理解しにくいのではないでしょうか? 野党支持者は我々団塊の世代の情報弱者が支援していますが、真実を知らされておらず朝日新聞やNHK(捏造放送協会)の情報から誤った判断をして日本の将来を危険な目にさらしているのです。(情報弱者はコメントは見ないね)この本はそうした世の中の利権者が作りこんできた原発の危険性に対して警告し、如何に原子力の安全性を高めた発電が世界を救えるかに言及した図書で著者はまさに”遺言”のタイトルで書いておられます。現役の学者であれば学会から追放されることでしょう。インターネットのお陰で世界も日本も事実や真実が明らかにされつつあり、10年前なら安倍政権もたたきつぶされていたことでしょうが、ようやく夜明け前の暗闇から夜が明けていく時代を迎えています。(ねずさんの受け売り)。是非、日本人の多くがこの図書を読まれ真実に触れていただきたいと思って読後感を投稿させていただきました」 ・「放射線ホルミシスの提唱をしている電中研の方, というくらいの認識をしていた. 遺言と称する本書で, 電力会社から始まり原子力研究に関わって来られた人生経験の証言を通じて, 小型ナトリウム炉と乾式再処理による人類のための原子力技術というアイディアを主張. 福島の事故以来, 原子力の扱いと人類のためのエネルギーの行方に誰も明確な道を示せず迷いの中にある現状に一石を投じる. もんじゅが頓挫し湿式再処理があまり順調に進んでいないように見える現状を打開するために注目すべき主張に見える. 最終章, 原子力は神が人類の幸福のために与えた贈り物という考えに同感. 科学・技術を追求すれば人類がいかに絶妙な設計の宇宙に住ませていただいているのかを感じざるを得ない.星をひとつ減らしたのは細かいところで?と思われる所もあるから. 大筋はとても共感」
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「放射能は怖い」のウソ~いちばん簡単な放射線とDNAの話~
¥1,430
服部禎男著 イラスト・ふわこういちろう 2014年2月発売 A5・並製・144ページ 世界のトップ科学者と渡り合ってきた著者だからわかる放射能の真実。 人間の身体は放射能がないと生きられない! デマに踊らされないための最新の科学的知見が満載。 ●会話形式の本文とイラストでわかりやすく解説! 福島原発事故から3年。事故発生当時から放射能の真実を勇気をもって語り、デマと戦ってきた著者が、最新の科学的知見を新たに付け加えて、あらためて放射能の真実を語る。 世界一の放射線医学誌『ラジオロジー』に掲載された、ファイネンデーゲンとチュビアーナによる決定的論文の抄訳、さらに、世界トップの科学者が名を連ねるアメリカのSARI(放射線の正確な知識のための科学者の会)のモハン・ドス博士の貴重な提言を掲載。 ~読者の声~ ・「本当に、中学生でも分かるように質問形式で一つ一つ簡単な言葉で分かりやすく、説明してあります。風評被害がまだまだ収まらない福島の方々はお気の毒です。福島はチェルノブイリとは全然違います。原発事故では、一人も亡くなっていません。亡くなった方々は、強制的に退去移住させられたストレス等が原因。そして、牛や犬たちは、許容範囲だった被曝なのに餓死しました。本当はどうだったのか。。。。一人でも多くの方に読んで頂きたい本です」 ・「TVや世間一般の私たちが知っている原発の知識に違和感を感じていましたが、この本を読んである程度すっきり! 福島はチェルノブイリとは違う点や新しい放射能の情報が更新されないICRPの存在、福島の事故は全く問題ない等最新の情報を知ることができました。 (個人的に東海村の臨界事故との違いも知りたいと思いました。)それから放射能の研究のラッキー博士の存在は知っていて、3年ほど前から日常の美容にホルミシスを取り入れています。肌の老化が同じ世代の人に比べると遅く、若い!かも?(笑)」 ・「こういう逆の視点の知識も知っておくべき。放射能ももともと自然のものだしね。とても勉強になりました」 ・「最初電力会社側の立場のかたかと思っていましたが、講演会で今の原発に反対していることを知り逆に説得力を感じました。純粋に長年原発に携わってきた立場から本当のことを知ってもらいたいという気持ちで書かれた本だと思います」 ・「メディアや教育で「放射線は怖い」ということを日々伝えられ、放射線とは何かを知らぬが、何か恐ろしいものと感じる人が多く、デマに踊らされ、結果として福島に対する風評被害が広がっているという現実があります。この本には、メディアでは殆ど報じられていないDNA修復機構の話や、ICRPの基準値に関する疑問がわかりやすく書かれており、放射線とは何かを学ぶ一助となることは間違いないと思います。ただ、服部先生の専門である放射線ホルミシスに関しては若干極端な記述が見られます。ですが、殆どメディアに出てこない情報をしっかりと記した本であることは間違いないです」
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告発~北朝鮮在住の作家が命がけで書いた金王朝の欺瞞と庶民の悲哀~
¥1,650
パンジ著 翻訳・萩原遼 2016年6月発売 四六判・ソフトカバー・264ページ 北朝鮮在住の作家が身内に原稿を託して韓国で発表した体制批判の短編小説集。 命がけで書き上げた7つの短編には北朝鮮という不条理な世界で生きる庶民の悲しみが描かれ、 金体制への激しい怒りが込められている。 ○収録作品 脱北記/幽霊の都市/駿馬の一生/目と鼻が万里/伏魔殿/舞台/赤いキノコ ●櫻井よしこさん推薦! 「人間の自由をことごとく押し潰す北朝鮮。それでもパンジ氏は命がけで小説を書いた。 朝鮮半島の北半分に広がる地獄の中でも自由意志を失わなかった人がいる。そのことにただ感動する」 ○著者メッセージ 北の地での50年をもの言う機械として 囚われの人間として生き 才能ではなく怒りで インクとペンではなく血の涙と骨で書いた わたしのこの手記 砂漠のように乾き草原のように荒れはて 病人のようにみすぼらしく石器のように未熟でも 読者よ! どうか読んでください ○訳者メッセージ 「北の人が北の独裁を告発した最初の本」 1950年代から北朝鮮は私のは憧れの国だった。 1972年に「赤旗」の特派員としてかの地に足を踏み入れた時は〝第二の祖国〟くらいの思いだった。 それがくずれるのは3か月とかからなかった。 殺されかけてこの国の怖さを知った。 以来、1994年、金正日が父親金日成を亡き者にしてからは、 いつかはこの国にも正義の士が現れるだろうと待ち続けた。 パンジの小説『告発』を読んで、ついに・・・という思いである。 李朝時代(朝鮮の封建制の時代)が今も人々を縛る中で、 それに抗うひとりの人間の想いを受け止めることは、私の大いなる喜びである。(萩原遼) ~読者の声~ ・「事実を基に書かれたと思われる7つの短編からなる北朝鮮の人々の日常。そこには暗く悲しい世界しか描かれておらず恐ろしいほどモノクロの世界が広がっている。それゆえ、公開処刑された罪人の血や毒キノコの赤色が普通以上に強烈な色として脳裏に映し出される。この世に生を受けた時より北朝鮮でしか生活したことのない人々の精神状態がどのようなものなのか良く理解できる一冊。恐らく日本で精神科医の診察を受ければみんな何かしら病名がつくだろう。国のトップが狂っていれば国民は同様に狂う。常に監視され怯え自分の心のうちを声に出せない状態での生活。我々からしたらごくごく普通のことが彼らにとっては決して叶うことのない夢。自分たちが享受できている今の生活がいかに恵まれたものかをあらためて認識させていただいた。経営者や会社幹部、国を動かす要職にあるものは必ず目を通しておくべき一冊だと思う」 ・「ある経緯でこの本を手にすることになり、これまで上っ面でしか知らなかった北朝鮮の人々の現状を知りました。独裁政治は上に立つ者でこれほど変わるんだと痛感しました。世界中では他にも独裁政治と呼ばれる国家が存在しますが、北朝鮮の独裁政治というものはそれらと異質な、政治と呼べるような代物ではないと感じました。いろんな問題を世界に向けて起こしているものが、本当に国民のためになっているのならまだ救いようもありますが、この国の独裁政治はその片鱗がどこにも見られませんね。産まれてきた場所が北朝鮮であった瞬間から不幸(こんな生やさしい表現では足りないでしょうが)を背負って生きなくてはいけないという事に他なりません。中国の新疆ウィグルにおける虐殺やポルポトのような血生臭いものではないとしても、生きながらにして全てを奪い去ってしまい、成分などという階級でそれを抜け出す余地さえ残さない扱いの酷さには怒りさえ覚えますね」 ・「一気に読めます!しかし、一度読んでまた読み返すと新たな発見が出来ます。北の本は、脱北者の方も書いているものがありますが、今まさに住んでいる生の声は、貴重です。翻訳も原文に忠実に細心の注意がはらわれているのが伝わってきます。パンジさんも命がけで書いたとは思いますが、萩原先生も命がけで翻訳したのでは!」 ・「北朝鮮に関する書籍はこれまで数多く出版されているが、一般の人々の姿を描いたものはあまり多くない。本書には、北の、生真面目な人々が登場する。彼らは国のため、人々のために懸命に働いてきた。にも拘わらず、その努力は報われず生命すら失ってしまうのである。幾ら尽くしても報われないことは、日本でも韓国でも、その他の社会でもあることだろう。でも、その結果、生命を落とすことはあり得ない。核、ミサイル等々、この国には様々な問題がある。しかし、最大の問題は国民の生命が粗末に扱われていることではないだろうか。この本は、まさにこうしたことを「告発」しているのである」 ・「『告発』の作品を読んでみて思うことは、北朝鮮の名もなき一般の人達のことは、ほとんどと言っていいほど知る機会もなかったので、どのような生活をしているのか全く分かりませんでした。ただ漠然とすべてにおいて個人の自由なるものは、存在していないか…或いは許されてもいないのではと…そのように思っていました。そうして、この本を拝読してこれほどまでにがんじがらめで情け容赦もなく人の心を思いのまま操る…。呼吸ひとつするのも怯えるようにして…。ここまで完璧に支配出来るとは、信じられないほどの想像を絶する世界…。読み進めて行くうちに何故だかミステリー小説を読んでいるような錯覚に陥りました。それは、人の道から外れ過ぎていておぞましい異様な世界を覗いてしまったからだと思います」
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自由と愛国のマーチ~日の丸ギターが奏でる希望の唄~
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山口采希著 2016年11月発売 四六変型・ソフトカバー・240ページ 教育勅語や五か条のご誓文、日本神話などを歌にして、 日本の文化、伝統、歴史の大切さを訴え続けている 「愛国の歌姫」山口采希の初めてのメッセージブック。 学校では教えられない、新聞やテレビではわからない、「日本の歴史」を知ることによって見えてきたものとは! ? 「私たちの国の歩みを知る」ということは、難しい勉強じゃなくて、 迷子になりそうな時の心の地図を得るということ。 困った時は開けてみよう。いろんなヒント、アドバイスが盛りだくさん。 もしかしたらまさかの「答え」があるかもしれない。 日本国。とっても長い歴史。存在するたくさんの伝統・文化・想い。 まだまだ勉強中で、すべてにおいて「道半ば」の私の想いを、 今回、本という形で、言葉だけで伝えさせていただくことになりました。 私自身が、この本をきっかけに、「新しい自分」に気づくことが出来ればいいなぁ。 そう思っています。(本人談) (内容) 第1章 わたしが歌手になるまで ●采希と書いて、あやき●シブい小学生●人前で歌うって気持ちいい●地獄の高校生活 ●まさかの出来事●まずは働き始める……●うまい棒男の正体●鹿とライオンの話 ●心臓バクバクの初ステージ●初めての作詞とCDデビュー●歴史に目覚める●衝撃の初レコーディング 第2章 始まりは『教育勅語』 ●初めての『教育勅語』●勉強という戦いの日々●「大切な宝物」完成●環境の変化に戸惑う日々 ●チャレンジ精神と『教育勅語』●五か条のご誓文インパクト●湧き出る創作意欲●巫女体験と日本の神話 第3章 靖国神社の風 ●遊就館での涙の理由●「悲しみ」の先にあるもの●戦時歌謡曲との出会い●「お前は右翼か! 」 ●大事にしていきたい歌●軍歌? 愛唱歌?●たくさんの「ありがとう」●日の丸と笑顔 第4章 国を守る! ●311で初めて知った存在●自衛隊さん、ありがとう●ブルーリボンの意味●溢れてきたメロディ●デイリーチャート総合7位 第5章 自由と愛国 ●暗闇の時期に射した光●違いを認め合うこと●私だけの「役割」●日本の歴史を通して感じた「自由」 ~読者の声~ ・「愛国っていったら右翼とかなんとか言われます。自由と愛国が相反する概念ではない!そんな小難しいことをあっさり自分の感性で飛び越えてしまった山口采希25歳! 教育勅語の中に自由を見出すこと、戦後サヨクの教育でカチカチに固まった頭に一撃を食らわせてくれます。政治的中道なんておっしゃる方にこそ読んでほしい、本当に目から鱗が落ちますよ。超オススメです!」 ・「本書は、中々のいい作品であったと思ひます。予想以上の素晴しさと輝きを兼ね備へてゐると言っていいでせう。作者である山口采希さんを初めて私が知ったのは、何かの行事のゲストで来られてゐたと思ひますが、愛国的、保守的な曲を歌を歌ふシンガー・ソングライターが出る時代になったんだなあと漠然としか感じてゐなかったやうに思ひます。本書を読んで彼女が、この四、五年といふ期間に豊かな感受性を開花させて、日本人の中に眠ってゐた当たり前の日本文化の輝きを発見し表現し得た事の奇蹟があったのではないかと思ふのであります。祖父の感じてゐた感性、先人の叡智と自由を実感してゐる力は未だ未だ伸びて行けると信じます。日本のために命を擲(なげう)ってくれた方々の存在を感じ、拉致による悲しい同胞の喪失を感じる感性は尊い。日本は不毛だった戦後の中に新しい可能性を創作してゐるのではないか。希望の山口采希を今後も注目し、応援して行きたいと思ふ」 ・「平易な文章で、内容は濃い。特に次世代を背負って立つ若者にはおススメの書である。(若者の親世代、祖父母世代にもおススメ。ということは全世代におススメということになるが。)「自由と愛国のマーチ」という本のタイトルを何故付けたのかは、読んでいただければ分かるはず。大変素晴らしい作品です」 ・「私は采希ちゃんのファンとなって3年半になりますが、彼女の歌にかける想いの強さを改めて本書を読み痛感致しました。幼い頃から歌が好きな祖母と姉と一緒に歌いながらの楽しい生活は古き良き昭和の日本の家庭のぬくもりを感じますし、ライブハウスのマスターとの出会いや、優しい祖父との間で学んだことから、音楽を通して我が国への感謝と愛情を込めた歌を披露するようになった過程が実にユニークで読み易く楽しんで読みふけってしまいました。ストーリー性が素敵なので、一気に読めるこのようなタイプの書籍は私初めて出会いました。教育勅語・五箇条のご誓文・自衛隊の方への応援ソング・拉致被害者の全員救出を願うソング等、今までのアーティストにはない、我が国をこよなく愛する彼女ならではの歌には、戦後失われた我が国の誇りある歴史を取り戻すことが出来るものだと確信させられます。本書を通じて国への想い・家族への想いを赤裸々に語る采希ちゃんの想いは多くの方の胸に響くものとなるでしょう。老若男女を問わず本書是非とも多くの方が手にされることを切に願ってやみません」