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素読をすれば、国語力が上がる!~古典や名文で子供の能力開花~

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松田雄一著
2018年1月発売 四六判・ソフトカバー・320ページ

英語や算数などすべての教科の土台になるのが国語力
家庭で誰でも手軽に始められる!
幼児期から始める基礎学力づくりに最適

受験を左右するのは国語力! おすすめ素読教材20選収録

1章 素読とは何か、その効果と必要性
2章 素読の歴史
3章 国語力の重要性とその伸ばし方
4章 適時教育
5章 素読で広がる可能性
6章 素読の方法
7章 素読教材

「素読は一度わが国においては絶滅している方法である。絶滅したものを復活させる提言をしていくわけだが、自分は広島を拠点に全国各地で素読教室を展開しており、授業実践の中から素読の効果を確信した。証明のしようもない、実地とかい離した論説を展開する気はもとよりなく、大人も子供も楽しく実践できる素読の方法も含め、実践と理論の両面から素読の素晴らしさを知っていただきたいと思う」(本書「はじめに」より)

~読者の声~
・「本物の骨太教育書です! 最近、子供が生まれたのでさまざまな教育書を乱読していましたが、こちらがぶっちぎりの一位です! ページ毎の意味の含有量が多いので一冊で5冊分位の内容がありお得感も満載です。著者のことは存じ上げておらず、素読に興味があったので読みましたが、こちらの著者は今後大活躍されると思います」
・「明治維新を成し遂げた若者たちは江戸時代に生を受けた人々である。彼らは寺子屋で四書五経を読み、読み書きそろばんを学んだのである。明治維新を30年ほど遡ると天保時代で緒方洪庵が塾を興し水野忠邦が天保の改革をした頃になる。その頃日本に生を受けた人達により維新の改革が行なわれたといえよう。一方明治22年に生まれ西洋の学問を学んだ石原莞爾中将は昭和6年(1931年)満州事変を起した。明治維新を成し遂げ、日清、日露戦争を指揮した指導者や軍人は寺子屋世代であり明治生まれはいない。昭和の戦争を指揮した軍人は明治の生まれであるという現実がある。日本敗戦の事実を読み解く鍵は「本末転倒」の四字熟語が解明してくれる。いわゆる四書五経で人生とか生き方を学ぶのが本学であり、読み書きそろばんの実学を学ぶのが末学という。江戸時代に寺子屋で学んだ人々はまず人生観・生き方を学び、しかる後に実学を勉強したのである。要は自分より先に国を思う心が基本にあり、明治以降の自分の幸せがまず第一という西洋思想にかぶれた人達の多くがリーダーになったので日本が戦争に負けたと思います。今、東大法学部卒の元エリート官僚、山尾しおり、小西洋之、豊田真由子、玉木雄一郎さん等々本学を学ばず、実学のみで如何に自分だけがうまく立ち回るかで行動してきた政治家の姿をご覧下さい。まさに本末転倒なのです。野党のみならず自民党にも多いと思います」
・「素読による教育効果が、教育学や言語習得の観点から豊富な実例を交えて紹介されている良書。素読の具体的な方法論や好適な題材も紹介されている。素読は大人の考えるような詰め込み教育ではなく、たいていの子どもは楽しく取り組むことができ、型にはめない「ゆとり教育」とは好対照をなす。素読は早くも二歳半頃から可能とのことで非常に驚いたが、考えてみれば英語の授業でも「repeat after me」とやっており、ごく自然なやり方だ。また、日本以外の国では素読が今も当たり前に行われているとのこと。翻って見ると素読を行わないことが、昨今の本離れや日本語力の低下の一因となっているようにも思われる。素読の教材となる古典は、現代では役に立たないように思われがちだが、公的な文書や裁判・法令の世界ではその素養が必要とされる。昨今では英語教育も何かと話題になるが、外国語の習得基盤となるのは、母語である日本語の能力である。外国語の能力が、母語の能力を上回ることは決してない。素読を通じて日本語の粋に触れ、豊かな日本文化理解のきっかけを作ることも、世界に通用する人材育成に資するであろう。本書についてあえて欠点を挙げれば、内容が濃すぎることだろうか」

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