2021/03/13 17:53

こんにちは。

先月、2月13日、14日と1泊2日で岡山へ行ってきました。
2月に発売した『小説 岡山県立津山高等学校』が映画の原作になって、
その映画のお披露目が津山で行われたイベント「津山国際環境映画祭」であるというので。

この本です。

で、せっかく岡山に行くのだからということで、前乗りして、岡山観光してきました。

岡山には前から気になってた神社、吉備津神社と吉備津彦神社があります。
桃太郎のモデルになったと言われる吉備津彦をお祀りしている神社です。
吉備津彦とは第七代孝霊天皇の皇子で、四道将軍のひとり。
吉備津彦の妹は大和の箸墓に葬られているヤマトトトヒモモソヒメ(ヤマトトモモソヒメ)。
箸墓は邪馬台国畿内説では卑弥呼の墓ともされている墓です。
いろいろと興味深いですね。

吉備津神社は備中国一之宮、吉備津彦神社は備前国一之宮。
ちなみに備後国一之宮も吉備津神社。
このあたりは昔は吉備の国で、7世紀後半に備前、備中、備後に分割されました。
分割するということは国力を割くということなので、よほど力のある国だったんではないかと言われています。
以前から吉備津神社へ行きたいと思っていたので、仕事にかこつけて、迷うことなく前泊することに。


朝10時9分の新幹線で岡山へ。
電車の中でヒレカツサンドとエビスビール。

※それにしても、アイフォンの写真がウィンドウズではアップできないとわかり、えらいめんどくさい・・・。
 写真たくさん掲載したかったのに・・・。


おみくじ付きのカツサンド。
大吉でした。なんか嬉しい。



岡山についたら吉備線に乗り換え。
愛称「桃太郎線」。レトロな感じがたまりません。

15分ほどで吉備津駅に到着。ここから歩いて10分弱です。

神社へ向かう途中には、巨大な銅鐸のオブジェ。
描かれているのはもちろん吉備津彦。
わくわくが止まらない。


そして到着。この階段の先にご本殿があります。
土曜日ということもあってか、けっこう参拝者がいました。
階段を上がるとすぐに拝殿があり、ここで拝礼します。
扁額には「平賊安民」の文字が。
賊を平らげ、民を安らかにするって意味ですかね。
鬼を退治した桃太郎(吉備津彦)のことでしょうか。

こちらの拝殿と本殿は横から見るとその威容をみることができます。


どーんとド迫力。
足利義満造営とされる本殿は独特の比翼入母屋造(吉備津造)で、拝殿とともに国宝に指定されています。
別角度から見ると。

美しい。

ここ備中國一之宮吉備津神社はもともと吉備国の総鎮守。
吉備が備前・備中・備後に分割されたときに、ここから分霊されたのが、備前の吉備津彦神社と備後の吉備津神社。
つまり、ここが大本なわけです。

吉備津神社と言えば有名なのが鳴釜神事です。
ウィキからコピペします。

吉備津神社には鳴釜神事の起源として以下の伝説が伝えられている。吉備国に、温羅(うら)という名の鬼が悪事を働いたため、大和朝廷から派遣されてきた四道将軍の一人、吉備津彦命に首を刎ねられた。首は死んでもうなり声をあげ続け、犬に食わせて骸骨にしてもうなり続け、御釜殿の下に埋葬してもうなり続けた。これに困った吉備津彦命に、ある日温羅が夢に現れ、温羅の妻である阿曽郷の祝の娘である阿曽媛に神饌を炊かしめれば、温羅自身が吉備津彦命の使いとなって、吉凶を告げようと答え、神事が始まったという。


この神事を行っている御釜殿というのがあり、誰でも申し込めば御祈祷をしてもらえ、
神事を目の前で見ることができるのですが、この日はタイムアップで叶いませんでした。

で、一通り吉備津神社を堪能したあと、周囲を歩いていると案内板に「黒住教本部」の文字が。
この後は備前国一之宮の吉備津彦神社へ行くつもりだったのですが、
岡山に行くとフェイスブックで言ったら、黒住教にも行くといいとアドバイスしてくれた人がいたのを思い出し、
これは行くしかない! と、その場で予定変更。

案内板には「2㎞」って書いてあったので、これは歩けるかな~と思ったんですが、
念のためマップで調べたら20分以上歩くことになってたので、タクシーを呼ぶことに。
これが大正解。黒住教本部があるのは神道山という山の上。
タクシーにゆられながら、この道を歩いてたと思ったらぞっとしました。


タクシーを待つ間にお土産屋さんへ。
きび団子でも食べようかと思ったら、食堂のメニューにはなく、しかたなくビール(笑)。


地ビール「独歩」の桃太郎ビール。
この日、早くも2本目です。

おかげでタクシー待ちも旅情を味わえました。

ということで、次回へ続く。