2021/08/02 11:22

こんにちは。

先日、赤坂の日枝神社へ行ってきました。

狛犬がお猿さんです。

御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)。
系図上ではスサノオの子のオオトシの子ということになってます。
つまりスサノオの孫。

松尾たいこさんの『古事記ゆる神様100図鑑』ではこんな感じで紹介されてます。

日枝神社の「ひえ」は比叡山の「ひえ」なんですね。
比叡山の麓の日吉大社がオオヤマクイを祀る神社の総本社となっています。

あ、松尾たいこさんの神社本『ころころ古事記』、おすすめです。


オオヤマクイ以外にも相殿として、
国常立神(くにとこたちのかみ)、伊弉冉神(いざなみのかみ)、足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)、
の3柱が祀られています。
足仲彦尊は仲哀天皇のこと。ヤマトタケルの息子さんです。

さて、この赤坂の日枝神社ですが、江戸時代は江戸城の鎮守として大事にされ、
ここのお祭りは江戸三大祭りのひとつになっています(あとのふたつは神田神社と深川の富岡八幡宮)。

もともとは江戸を開拓した江戸氏が山王宮として祀り、
その後、江戸城をつくった太田道灌が江戸城内に川越山王社を勧請しました。
つまり、最初は江戸城の中にあったんですね。
その後、現在の三宅坂の国立劇場付近に移動し、明暦の大火(1657)の焼失したため、
さらに移動して、現在の赤坂の地に鎮まることになりました。それが1659年です。

この場所ですが、江戸城を中心とした江戸の町の裏鬼門に当たります。
ちなみに表鬼門は神田の神田神社。

鳥居に掲げられた扁額には「皇城之鎮」とありますが、まさに、皇居(江戸城)を守っているのですね。
東京に住み人にとっては大事な大事な神社です。

そのあたりのこと、戸矢学さんの『東京ミステリー』に詳しく書いてあります。




こちらの「表鬼門と裏鬼門」の章、『東京ミステリー』の紹介ページに全ページ載せていますので、
よろしかったらご一読ください。
興味あったら、ご購入を!



今読み返しても、どこもみんな面白い。
読んでほしいなあ~。これ。
僕の撮影した写真もたくさん収録されてます(笑)。
現在、緊急事態宣言中につき、30%オフです。


ということで、まだまだ暑い日が続きますが、みなさま、どうぞご自愛ください。