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わが青春のウイグル~誰もが日本映画に歓喜し、健さんに憧れた~
¥1,650
イリハム・マハムティ著 2023年8月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ まだ自由が残っていた 少年時代・青年時代の楽しくて幸せな日々 本書で私が書きたかったのは、 古くからあるウイグル、歴史と伝統に彩られたウイグルです。 誰にとっても母国は大切な存在です。 たとえどんなに蹂躙されようと私にとっては大切な母国です。 その故郷が失われていく姿を日夜見なければならない日々はたとえようもなく苦痛です。 その苦痛は、同時に私が過ごした素晴らしいウイグルの少年時代をより強く想い起こさせるのです。 〇ペマ・ギャルポ氏との特別対談収録 〇出版に寄せて 〜文化を守ることは民族の生命を守ること〜(三浦小太郎) 今現在、ウイグルでは全土の収容所化が敷かれ、ウイグル人が、何ら政治的意識を持たずとも、 ただウイグルの伝統信仰であるイスラム教を信仰したり、ウイグルの民族文化、生活習慣を守ろうとするだけで「再教育」が必要な人間として収容所に送り込まれている。 やっと国際社会も日本社会もそのことに気づき始め、不十分とはいえ、中国に対する様々な抗議を始めている。 日本においても、かつてはイリハム氏はじめ数人しか顔と実名を出していなかった時代とは異なり、 多くのウイグル人が日本ウイグル協会に参加し、様々な形でウイグル問題を訴えるようになった。 そして現在、イリハム氏は本書でその一端を明らかにし、ウイグルの様々な文化をここ日本で紹介することを、自分の新たな仕事として始めようとしている。 中国が現在行っているジェノサイドとは、ウイグル人の生命を奪うだけではない。 ウイグル人の言葉、信仰、文化、そして生活習慣を含む、すべてのウイグル人の民族性を滅ぼそうとしているのだ。(中略) 今、この日本をはじめ、様々な国に住むウイグル人が、 ウイグル語教育、ウイグル文化の保持と様々な形での啓蒙活動、そしてウイグルの文化伝統を守り、 ウイグルの正しい歴史を学び伝えていくこと、それはウイグル民族の魂と生命を守り続けることなのである。 本書はそのための第一歩であり、ここ日本において新たなイリハム氏の出発点として記録されることだろう。 〇本書「おわりに」より ウイグルの悲劇は、日本と日本国民が今現在直面している危機と直結していることを知ってください。 現在いろいろなことが急速に進んできています。 本書をお読みいただいて、今後のことを考えていただくきっかけになれば幸いです。
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100万回飛びこんだ男~成功へと導く昭和流仕事術のススメ~
¥1,650
安藤博章著 2023年8月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ 24時間戦い続けた昭和の熱血営業マンの 波乱のサクセスストーリー なかなか結果を出せない今時の営業マンへ贈る 「逆に」新しい働き方 「飛びこみ100万件。 そこで培ったものを皆さんにお伝えして少しでもお役に立ちたい。 私のような営業しか能のない人間でも、 皆さんに勇気や希望を与えられるのではないか。 私にできることが何かあるはず。 その思いから、この本を書かせていただきました」 (本書「エピローグ」より) ◎目次 【第1章】 夢と希望の証券営業 落ちこみ3秒、物怖じしない性格、飛びこむ勇気、行動力の原点、飛びこみ営業の基礎を作った課外活動、初めての契約、〝こんちはサヨナラ〟戦略、〝フォーユー・フォーミー〟作戦、初めての大口契約、肝に銘じた大失敗、「契約をいただく」という信念、初めて味わった〝命の危険〟、そこに家があるから飛びこむ 【第2章 】 天国と地獄のセールス 海外赴任で味わった初めての挫折、心機一転の転職、社長からの鉄拳スパルタ教育、地獄の工場、悪魔の虐待、最後の砦、天国で見た青い海、高級布団のセールスマン、伝説の営業マン、東京で一旗揚げたい! 【第3章 】 損保営業サバイバル 研修生としての覚悟、貫いた〝安藤流スタイル〟、トーク力より質問力、エリート社員を見返してやりたい!、駅の売店にも飛びこみ営業、最大のライバルとの熾烈なデッドヒート、初めての離島営業、幸運を呼んだ1枚のハガキ、1%の可能性に賭けて、ミッションインポッシブル営業 【第4章 】 運命の出逢い 「エーアイエムサービス株式会社」設立、安藤博章を結婚させよう会、最悪のスタート、最初のデート、彼女の店に飛びこみアタック!、勝負の告白 初めての夜、プロポーズの言葉 【第5章 】 栄光と挫折の独立代理店 年収2千万、飲み代2千万、経営者としてのリーダーの器、〝偉大なセールスマン〟の称号、売上6倍を目指して、TOT達成、100万回飛びこんだ先に見えたもの、新しい人生を築くために
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センスフル・ワーク~やりたいことと経済的自由を両立する生き方~
¥1,650
言海祥太著 2023年5月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ 全感覚をフル稼働する準備できてる? 1億総アーティスト時代が到来! これからの生き方をデザインしよう。 ロジックだけでなく、直感も使いこなそう。 お金を稼ぐことだけじゃなく、好きな活動にも力を入れてみよう。 感覚だけに頼らず、しっかり言語化もしていこう。 やりたいことと、経済的自由を両立する生き方を目指していこう。 どちらもバランスよく使いこなしていこうとする「中庸」の生き方が、 これからはより注目される時代だと思います。 本書を通して、新時代の生き方、働き方のセンスを一緒に磨いていきましょう。(本書「はじめに」より) (目次) はじめに~なぜ今、時代はセンスフルを求めているのか~ 第1章 自分軸と他人軸 第2章 意識と現実創造 第3章 感覚と言語化 第4章 ライフワークとライスワーク おわりに~センスフル・ワーカーを世の中に増やしていきたい~
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絶対契約~契約フローから、契約書のつくり方まで~
¥1,650
俵谷泰代著 2023年7月発売 四六判・ソフトカバー・192ページ トラブルを防げる! ビジネスが広がる! 最良の条件でまとまる 42の契約の極意 クライアントからは、 「経営と実務のサポートをしてもらい、業績が半年で2倍になった」 「通常は半年かかる申請書類が、2週間で仕上がった」 「難しい商談がスムーズに進んだ」 などの声が多数寄せられています。 「契約書の作成で困ったな…という経験はありませんか? 実は私も、元々は契約書の作成が苦手で、どうしたものかと悩む日々を多く経験してきました。 とはいえ、ビジネスに契約書は不可欠。必死に向き合い、数をこなしていくうちにコツをつかんできて、現在は多くの方から契約書のアドバイスを求められるようになりました。 専門家でもない私が、多くの企業から仕事を依頼されるようになったのです。 ちょっとしたヒントやコツ、経験の積み重ねで、どなたでも、いまよりも契約書に前向きに取り組んでいただけるはずです」(本書「はじめに」より) 1章 なぜ契約書を交わすのか 2章 契約書のここを押さえよう 3章 契約書で失敗しないために 4章 契約書は信頼度を高める 5章 契約書はビジネスを育てる 〇著者の言葉 いま話題のChatGPTなど、AI技術の発展には目を見張るものがあります。 「契約書の作成やリーガルチェックなども、AIが代行してくれるのでは?」 と考えている人は、多いかもしれません。 でも、ビジネスは「人対人」の営みなので、大切なのはその人の「心」であり、「あり方」です。 企業理念や経営者の想い、担当者の想いを汲み取り、文書に落とし込むことは、 人間だからこそできるのではないでしょうか。 少なくとも私は、そういうスタンスでクライアントと向き合っています。 時代の流れがどんどん加速し、多くの企業が変革を迫られています。 だからこそ、足元をしっかりと固めて、どんな時代が来ても生き残れる基盤を構築する必要があるでしょう。 本書をきっかけに、契約書を最大限に活かし、避けられるリスクは確実に避けて、ビジネス広げていただければ、これほどうれしいことはありません。
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ライフダイエット~カラダも心も軽くなる本~
¥1,650
谷山太祐著 2023年6月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ 誰でも続けられる新習慣 すべてはここから始まった ◎著者の言葉(本書「はじめに」より) 「ライフダイエット」は、生活全般における断捨離のようなものです。 手放し、リリースすること、やめることを、最優先に据えています。 「がんばらない・我慢しない・疲れない」という、あなたにとってのベストバランスを見つけてきましょう。 カラダが軽くなると、心まで軽くなっていきます。 いつも働いてくれている自分のカラダに「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えながら、カラダも心も軽やかにしていきましょう! 本書をきっかけに、あなたが本来の自分のままで輝いていくサポートができれば、こんなに嬉しいことはありません。 目次 1章 細胞のオーナーになる 2章 「食事」でカラダと心を整える 3章 カラダと心を「ほぐす」 4章 カラダと心を「鍛える」 5章 カラダと心を「伸ばす」 「日本人はとくに、まわりの目を気にしすぎて疲弊しています。 また、情報が過多になり、五感が閉じてしまいがちです。 ですから、ノイズなど不要なものをとり除くことで、本来持っている自然のパワーやエネルギーを感じられるようにしていきましょう。 情報に惑わされない世界、「NO」と言い合える関係で、お互いを認めて高め合える世界を一緒につくっていきませんか? 自分に不要なことや、やらないことを選んで、自分でしあわせをつくっていける人が、ひとりでも増えることを心から願っています」(本書「おわりに」より)
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地域を変える施設になる 児童発達支援 実践の教科書
¥1,650
中村敏也著 2023年6月発売 四六判・ソフトカバー・248ページ 「社会性」と「事業性」を両立させる! 26事業所を展開するグループが実践してきた 地域に喜ばれる施設運営に必要なことすべて 『保育・療育で地域オンリー1になる 保育園運営の教科書』 『発達障がい、グレーゾーン… 発達が気になる子どもへの関わり方を教えてください!』 に続く第3弾! 目次 1章 いま、児童発達支援事業が注目されている理由 2章 なぜ、児童発達支援事業はうまくいかないのか? 3章 療育の質を高めるために 4章 児童発達支援は人ありき 5章 療育のプロが育つマネジメント 6章 施設の稼働率を最大にするには? 7章 児童発達支援の現場でつまずきやすいことQ&A ◎著者の言葉(本書「おわりに」より) 保育園だけを運営していた頃に比べると、いま、わたしたち元気キッズはじつにさまざまな事業を行っています。 子どもたちのために、必然性を感じたからです。 社会には、より厳しい現実に向き合わざるを得ない障がいを抱えた人たちがいます。 これは、保育だけを行っているときには見えなかったことでした。 見える世界が広がったことによって、やらなければいけないことが増えてきています。 これから保育園から児童発達支援に取り組む方は、ぜひ、児童発達支援だけでなく、 その先にある相談支援事業や保育所等訪問支援事業などのいろいろなサービスにも目を向けてみてください。 障がいのない人たちが「当たり前」だと思っているところから、少しでもはみ出てしまっている人たちは、障がいのない人たちと同等に生活することや、障がいのない人たち向けのサービスに乗れないこともあります。 こういった現実に気づいた人は、ぜひ、自分たちで何かアクションしてほしいのです。
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喜力~誰もが秘めている幸運体質になるための凄いパワー~
¥1,650
越護啓子著 2023年5月発売 四六判・ソフトカバー・272ページ 喜んでいれば、なんとかなる! 喜ぶことで湧き上がってくる“生きるためのチカラ” それは本来誰もが秘めているパワー。 ほんの少し、モノの捉え方、視点を変えるだけ。 喜力アップして自分自身を“幸運体質”に変えてみませんか――。 「喜力」。それは文字通り「喜ぶ力」です。 喜ぶこと、喜びを見出すこと、喜びを感じること、喜びを意識することで、 心の底から湧き上がってくるチカラ。それが「喜力」。 それは人間誰しもが本来秘めている生きるためのパワーの源泉。 生きるための免疫力、自然治癒力を高めてくれるチカラ。 “生きるためのチカラ”を呼び起こしてくれるチカラ。 ―――――本書「はじめに」より
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アマテラスがまとめた日本最古の占術 フトマニ歌占い
¥1,650
原田峰虎著 2023年5月発売 四六判・ソフトカバー・208ページ 本邦初公開! 縄文時代から伝わる神秘の占い。 記紀の原典『ホツマツタヱ』に登場する古代占術「太占(フトマニ)」。 3つの数字で導かれる深遠な占いを現代風にわかりやすく解説。 一日のはじめに、迷ったときに、新しいことを始めたいときに……、 古事記の神々も活用した歌占いがあなたを良き方へと導いてくれます。 『フトマニ』は、歌占いですが、歌に本質的な意味があるのではなく、 本書の裏表紙に描かれる『モトアケ(フトマニ図)』にすべてのカギが秘められています。 この『モトアケ』を読み解くことが、縄文人の宇宙生命観を解明することにつながるのです。 そもそも、『モトアケ』を取りまとめたのが伊勢外宮のトヨケ神で、 占いの128卦を註釈する歌を撰集されたのは伊勢内宮のアマテル神です。 その成立から深秘に満ちているのが、この『フトマニ』なのです。 日本国を建国した真実の祖神たるトヨケ神とアマテル神の宇宙生命観が、 日本人の、そして皇室に連綿と伝わる叡智の源泉となっているのです。 『フトマニ』の吉凶観・運命観を理解すれば、誰でも、あらゆる逆境を克服し、 安らかなる恵みの慈雨でその心身を「みそぐ」ことが出来るはずです。 ~読者の声~ ・「長年「フトマニ」「ホツマツタヱ」を研究されてる、とらさん『原田峰虎』さんのご本! いろんな占いをやって来て占いジプシーになってたけど、この「フトマニ」が1番しっくり来ました。豊受大神、天照大神が確立された「フトマニ占い」 神社のおみくじにも和歌、歌占いありますよね。しっくりくるはずです。ずっと昔から日本の占いは「歌占い」だったのですから。このご本だけでも充分「フトマニ」が理解出来るけど「ホツマツタヱ」も学べばもっと良く歌の意味と「卦」の理解が深まります! 占い好きな人、占いを生業にしてる方々、皆さんにお勧め出来る本です」 ・「占いの本は大好きで「歌占い」というジャンルがある事に興味を持ちこの本を購入しました。そして日本で生まれた占いがあった事に驚きました。神様が撰集されたという話は神話なのか言い伝えなのかは分かりませんが「ホツマツタエ」という謎の本が存在する事は知っていたので、そちらにも興味を覚えました。8面対サイコロでの占いはすぐに実用的に試してみる事が出来、「大凶」が多いと説明文にあったのでドキドキでして占ってみましたが、とりあえず中吉だったのでほっとしました。占い内容も納得がいくものだったので他の事をどんどん占ってみようと思っています。思ったよりも簡単で、それでいて奥深いものでした」 ・「とらさん(原田峰虎さん)の本だから、絶対間違いありません。即ポチしました。ホツマツタヱの研究同人誌を長年にわたり編集していらっしゃるし、和歌も詠みになる方ですね。待望のかざひの文庫さんからの発売、嬉しい! フトマニ図をデザインしたペンダントや、いろんなグッズをもっていますが、意味となると…、チョット自信がなくって…。サロンで星占いやタロットも観ていますが、ホントウは、日本の占いで占術出来ればいいのになぁ、と思っていました。この本を読んで、「歌占い」もマスターするぞーと、本の到着を待ち望んでいます。本が到着したら、画像もアップしたいっすぅ。」 ・「フトマニの解説本が出たと友人から聞いて早速予約しました。ホツマツタヱは大好きで、あわうたも唱ったりもしていますがフトマニは難しくて、近寄りがたいイメージでしたが謎めいて魅力を感じます。筆者の方のお話は以前、講演で聴いた事があります。分かり易かったし、とてもよく研究されていらっしゃる方でしたから期待してます」
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築地スタイル~人生をきらめかせる愛と粋の流儀~
¥1,650
のだくみこ著 2023年3月発売 四六判・ソフトカバー・232ページ 自称・日本一築地を愛する女が見てきた 食と江戸文化の街・築地で輝く20人+の生き様! 伝統と革新 仕事と遊び LOVE&EAT 築地はこんなにも面白い! 「築地・和ごころコンシェルジュ」が築地の魅力を徹底解説! ●中谷彰宏著『銀座スタイル~職人の流儀~』姉妹本 築地との出会いによって、私の人生は好転してきた。 辛いことや苦しいことがあった時も、なぜか築地の市場へ行くと元気になり、 築地の人たちが朝早くから一生懸命に働く姿に勇気をもらい、 波除神社や築地本願寺の存在に心が救われてきた! だから、いつもお世話になっている築地と築地を愛する方々に、 敬意と感謝を伝えたいと思い、私から見た美しい生き様を執筆することで、 愛を形にできたらと思った。 私だけが知っているのはもったいない。 築地の人との対話を通して、私が教えてもらってきた、 人生の生き方や在り方のコツ、商売や経営への向き合い方などは、 きっと誰かの役に立つに違いない。 この本に登場する人たちの生き様を通して、それぞれの人生が美しく 「みんな違ってみんないい」ということが伝えられたらいいなと思う。 本書「はじめに」より
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集客にも採用にも効果絶大! 企業のSNS運用
¥1,650
秋山剛著 2023年5月発売 四六判・ソフトカバー・256ページ 『個人にも企業にも一番使える! Tiktokでビジネスをバズらせる本』 『ゼロから集客できる 社長のSNS発信』 人気シリーズ第3弾! 20代の採用 業績アップ 認知度拡大 SNS運用しない企業は取り残される! 「企業がSNS発信に取り組むことは、 ブランディング・売上アップ・採用においてもいいことがたくさんある一方で、 気をつけなければいけないこともたくさんあります。 本書を参考に、安全・安心を確保しながらSNS発信を有効に活用する企業が増えることを、 心から願っています」(本書「はじめに」より) (目次) 1 企業はいますぐ、SNSに取り組もう 2 企業のSNS、まずはここを押さえよう 3 SNS発信で採用〜基礎編〜 4 「ショート動画」で採用を活性化する 5 SNSをさらに活用する 6 SNS広告の活用
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読み比べ 古事記とホツマツタヱ~古事記の謎と矛盾がすべて解ける!~
¥1,980
小深田宗元著 2023年4月発売 四六判・ソフトカバー・434ページ 記紀の原典! 神代文字で書かれた縄文の叙事詩 『ホツマツタヱ』の驚くべき内容とは⁉ 記紀の原典とされ、神代文字で書かれた縄文時代の叙事詩「ホツマツタヱ」。 その驚くべき内容を、「古事記」の流れに従って、それと読み比べるかたちで、 「ホツマツタヱ」の語るところを解説し、古事記の謎や矛盾を解き明かす。 【 目 次 】 序章―ホツマツタヱとは 第1章:初発の神々 別天津神と神世七代 1、別天津神と神世七代の謎 2、古事記の最初の神・アメノミナカヌシとは 3、古事記と異なる神世七代の神 4、神世七代の最初の夫婦神 5、神世七代にみる雛祭りの起源 6、ホツマツタヱを読み違えた古事記の神名 7、皇統断絶の危機 COLUMN1~7 第2章:イザナギとイザナミ(両神)の物語 8、古事記の国生みの真相 9、ホツマツタヱが語る両神の実像と歴史記述 10、「みとのまぐわい」と「天の御柱廻り」の真相 11、「天の御柱廻り」の深層 12、イザナミは火の神カグツチの出産で死んだ? 13、黄泉の国での出来事とその後のイザナギCOLUMN8、9 第3章:ホツマツタヱが語る両神の四御子 14、古事記では語られない謎の長女・ヒルコヒメ 15、ヒルコヒメの逸話―今に伝わる和歌山の神事 16、ヒルコヒメ(ワカヒメ)の恋歌・回り歌の神力 17、両神の長男・アマテラスの実像 18、アマテラス誕生前の世継ぎ祈り 19、白山信仰の女神キクキリヒメとは? 20、アマテラスと12人の后妃 21、歴史の闇に消えたセオリツヒメ 22、謎多きツクヨミとイフキドヌシ23、両神の三男・スサノオの人物像と人生 第4章:アマテラスとスサノオ(高天原神話と出雲建国) 24、誓約で生まれた御子たちの真実 25、三女神(宗像大社の祀る神)の運命とその実像 26、アマテラスの天の岩屋籠もりの真相 27、八俣の大蛇退治と出雲建国 28、スサノオの和歌「八雲立つ・・・」の深い意味COLUMN10,11 第5章:オオクニヌシの国作りと葦原中国/出雲の平定 29、脚色多きオオクニヌシの実像! 30、国譲りと鹿島立ちの真相 31、記紀夷振歌はホツマツタヱで解ける 32、オオナムチの津軽転封と一族のその後 33、三輪山に鎮座するオオモノヌシとは誰か 34、古事記ではわからないオシホミミの事績 35、オシホミミの治世と御子兄弟への御言宣 COLUMN12~15 第6章:天孫降臨と日向三代 36、記紀における日向神話の功罪 37、消えてしまった第一次天降り 38、ニギハヤヒの先代、ホノアカリの人物像と治世 39、次男・ニニギ、新田開拓で諸国を巡 40、ニニギとホノアカリの二朝並立時代 41、消えてしまった三種の神器の起源譚 42、謎の神サルタヒコとの出会い 43、コノハナサクヤヒメの三御子出産の経緯 44、ヒコホホデミとトヨタマヒメの結婚の実相 45、和歌の力とトヨタマヒメの宮入り COLUMN16 第7章:神武天皇以降の時代 46、記紀等における謎の神・ニギハヤヒ 47、神武東征の原因 48、景行天皇とヤマトタケル親子の親愛 49、「国偲び歌」の三書比較 50、ホツマツタヱにみる「国偲び歌」の深い意味解釈 51、ヤマトタケルはスサノオの生まれ変わりだった!
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上手に描けて、運気も上がる! 差が出る簡単テクニック 開運絵画編
¥1,650
齋藤洋子著 監修/谷口令 2023年4月発売 B5判・ソフトカバー・64ページ 人気シリーズ『子供の絵が見違える! 差が出る簡単テクニック』シリーズ第3弾。 今回は絵を描くための差が出る簡単テクニックのほかに 運がよくなるテクニックも収録。 ●人気風水師が監修! 運がよくなる絵の描き方&飾り方とは? 九星気学を取り入れた開運絵画テクニック初公開! 金運、健康運、学業成就、恋愛運、家内安全、人脈運、商売繁盛、開運、厄除け 生徒が次々と賞をとる 絵画教室直伝! 「どこに飾る?」「いつ描く?」「どんな額縁?」「どの方角を向ける?」
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紫式部占い~家康が封印した当たりすぎるインド占星術「宿曜」で見る性格&相性~
¥1,650
小林清香著 監修/谷口令 イラスト/ふわこうちろう 2023年4月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ 『源氏物語』の27人、あなたはどのキャラ? 本当の自分を知り、 風水+アロマで運を引き寄せる! 紫式部の『源氏物語』には古代インド占星術『宿曜』が散りばめられていた!『源氏物語』に秘められた『宿曜』によって、あなたの今と未来がわかる! ~読者の声~ ・「宿曜は以前から存じておりましたが、宿曜の難しい部分を源氏物語のキャラクターを通じて分りやすく説明されているのがとても良かったです。こちらの本を使って、周りの方にその人の特性や関係性などを伝えるツールとしても活用でき、またアロマや風水などの視点からもアドバイスが盛り込まれている点もとても良かったです♬ 宿曜やアロマ、風水などへの最初の窓口としても活用できる書籍だと思います」 ・「源氏物語をちゃんと読んだことはありませんが、27人のキャラクターが宿曜占星術で示されている宿とリンクしているとは驚きです。自分のキャラクターを読むと、確かにあるある、という点がたくさん。自分のキャラクターを意識して源氏物語を読んでみたくなりました。 初めから全部読むというよりも、ふとした時に自分の特性を見返したり、家族のキャラクターを見てみたり、気軽の読めるのが良いです」 ・「源氏物語は宿曜を使って書かれた物語なんですね。自分の宿がわかると源氏物語では自分がどの登場人物のキャラなのかな? 源氏との相性は? とワクワクして読みました。宿曜という占いを通して登場人物のキャラクターや自分への理解も深められ、そこに風水とアロマを利用することで気持ちよく、楽しくすごせるようにアドバイスがあるので実践してみようと思います」 ・「宿曜は難しいイメージがありましたが、とてもかわいいキャラクターで説明されていて、とってもわかりやすい‼︎ そしておもしろい‼︎ 自分や周りの人がどのキャラクターなのか、ワクワクしながら読めます。対応するアロマも興味深く、生活にすぐに役立ちます」 ・「学生時代に源氏物語を読みましたが、今回紫式部占いを読み、紫式部は宿曜占星術の27宿の性格に当てはめて登場人物を作っていたようです。宿曜占星術の729通りの秘められた相性はとても興味深く、自分からみた場合と相手から見た場合の異なる内容も書いてあり、読んでいて楽しくワクワクの時間を過ごせます❣️アロマや風水までもとりいれていて、宿曜占星術を知らない方でも分かりやすい内容になっていると思います」 ・「宿曜占星術、風水、アロマが合体してどういう風に活用するのかな?と思っていたのですが、生年月日で分かるのでとっても分かりやすかったです。キャラクターもとても可愛いく、自分だけでなく家族や友人なども調べてみるのも楽しいです」 ・「私のキャラはだれ? めっちゃ読みやすくて、わかりやすくて、楽しい本でした! 今日から取り入れられるアロマや、ラッキーアイテムなどなど。この人との相性がいいのかぁとか。ズバリなことも書かれてたり! お友達とみんなで読むのも楽しいと思います。私は妹とワイワイしながら読みました。みんなと一緒に読むのがおすすめです!」 ・「憧れの平安絵巻・源氏物語のキャラクターに宿曜を当てはめてあり、自分の宿はどのキャラクターかな?とワクワクしながら読みました。物語のイメージがあるので、宿曜の説明もとてもわかりやすいと思いました。イラストも可愛いですね。人と合う時は、本を持ち歩いて、占ってみます。話も盛り上がりそう」
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みんなちがって みんなだいすき!
¥1,650
大沢清文作 星野友絵/ストーリー 遠藤庸子/絵 2023年2月発売 四六判・ハードカバー・48ページ みんなちがうから、おもしろい。 ひとりひとりが、いとおしい。 自分のタイプがわかる! 総ルビ表記で子供から大人まで誰でも読める「幸せを感じることができる」絵本。 本書「おわりに」より 「一人ひとりはみんなちがう。みんなちがっていることは、ステキなことなんだ!」 と、知ってもらいたくて、今回この絵本をつくりました。 人とちがうことをおそれ、まわりと同じであることに安心感を覚える人も少なくありませんが、 「ちがう」ということを気にしすぎていると、相手との間に距離が生まれます。 この距離が、いじめや引きこもる原因をつくってしまうのです。 ところが、ちがいを「当たり前」だと思えると、人との距離は近づきます。 あなたの短所は、誰かの長所でうめてもらうためにあるもの。 あなたの長所は、誰かの短所をおぎなうためにあるもの。 だからこそ、ちがいを知ることは大切なのです。 ~読者の声~ ・「あとがきに書かれていた「個性のちがいは、たからもの」という言葉が、とても響きました。人とちがうことが怖くて、まわりの人に同調してしまうことがあります。そして、相手と同じだと安心してしまう感覚を持つ人はわりと多く、わたしもその傾向があります。この絵本で描かれているように、人と異なる点があること受け入れることができたら、そして、ちがいを認め合って関係性を築くことができたら、笑顔がもっと広がっていくと感じました。大人も楽しめる絵本です」 ・「3タイプ早見表でまわりの人に当てはめると、個性のちがいがわかりやすくておもしろいです。一人ひとりの個性を認め合って生きていくすばらしさに、読みながら笑顔になりました。大切なことを優しく教えてくれるあたたかい絵本です。子どもに読んであげるだけでなく、大人にもおすすめしたいと思います」 ・「主人公の3人のキャラクターが、とってもかわいかったです。それぞれに特徴があり、まわりがそれを認めて補い合っている世界。現実もこうだったらいいな、と思える、とてもステキな絵本でした。子どものうちから「個性」を大事に考える、そんな大人が増えたらいい世界になるだろうな、と思います。もちろん、大人の人たちにも読んでほしい絵本です」 ・「キーぼう、あおちゃん、あかっちという3つのタイプのキャラクターがとてもわかりやすく、可愛らしいお話で描かれていて、個性が違うことのよさが伝わってきます。3つのタイプについて、詳細も書かれていて、自分もきょうだい、まわりの人もあてはまっていてとても楽しく読むことができました」 ・「絵本を読んで、それぞれを認め合えるような子どもや大人が増えていくことが想像できて嬉しくなりました。小さいうちから、いろいろな個性があって、個性を楽しみながら、それを当たり前にしていく子どもが増えていくことが大人の希望にもつながります。たくさんの子どもたちに読んでもらいたい絵本です。大人が読んでも笑顔にもなってほっこりさせてもらいました。大人にもおすすめしたい絵本です」 ・「出てくるキャラクターがとってもかわいらしく、それぞれの個性がいきいきと描かれていて、魅力的です。みんなちがうことで、バラバラになってしまうのではなく、それぞれのいいところを活かすことで、すばらしい結果につながるということを、子どもたちにわかるようなストーリーで展開してあって、多様性が求められているいま、必要な本だと思いました。 子どもから大人まで、たくさんの人に読んでほしい一冊です」 ・「3タイプの特徴が絵本になったことで、みんなそれぞれのよさがあること、個性を大切にすることを、楽しく子どもたちに伝えられました。キーぼう、あおちゃん、あかっち3人の特徴が、まわりの人たちにもぴったり当てはまっていて、思わず笑ってしまいました。口グセや行動の特徴など、「そうそう!」と理解し合えて、まさにみんなちがうから面白いんだと思えます。大人にも読んでもらえたら、いま居る場所の人間関係がスムーズになると思いました」
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統合失調症の人と働くために知っておきたいこと~みんなが幸せになる精神障害者雇用~
¥1,650
松岡広樹著 2023年2月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ データで読み解く 精神障害者の「幸せな働き方」。 上司として、同僚として、後輩として、 ともに満足して働き続ける秘訣を徹底解説。 企業の方々には、当事者の方々に希望を生み出す言葉を一緒に対話の中で見つけ出してほしいと考えています。 希望を生み出す言葉はたくさんありますが、どの言葉がその人を力づけられるかは分かりません。 その確率を高めるためには、対話の中で作り出していくことが大切でしょう。 それを探せることが精神障害者の支援をする楽しみだと思います。 当事者を元気にし、自分も元気になり、会社も元気にしていく源になるはずです。 本書「おわりに」より ~読者の声~ ・「言葉を選ばずにいうと、精神障害と聞くと障害を持っていない自分とはどこか別のジャンルの方だと思っていました。ただこの本を通して、自分と変わらない、むしろ共感することができる1人の人間なんだと思うことが出来ました。障害とか関係なく、一緒に楽しく生きられる世界を作れたらとおもいます。1人のお客様がこれが役に立ったと考えています」
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鼻の日帰り手術~副鼻腔炎 アレルギー性鼻炎 花粉症にもう悩まない!~
¥1,650
武田桃子著 2023年2月発売 四六判・ソフトカバー・176ページ その鼻詰まり、 手術で治るかもしれません! 年間200人、 のべ6000件の 手術執刀! 耳鼻咽頭科専門医が教える、 最先端の治療法 「鼻水、鼻詰まりといった鼻の不快感に悩んでいる方は、 鼻がスッキリと通れば生活が大きく変わります。 実際に、 「人生が変わった」 という声も少なくありません。 本書を通じて日帰り手術も含めた最新の鼻の治療法を知り、 納得のできる治療を受けたうえで、人生をよりよくしていただければ、 とてもうれしく思います」(本書「はじめに」より)
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戦争好きな左脳アメリカ人、平和好きな右脳日本人
¥1,650
篠浦伸禎著 2017年1月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ トップ外科医が解説! 世の中のことはみんな脳で解決できる! なぜトランプ大統領は誕生したのか? その結果世界はどうなるのか? 日本の進むべき道は? 世界情勢から、医療のこと、食のこと、教育のこと、相性のこと、会社経営のことなど、脳から解説 「この本を書こうと思った目的のひとつは、我々が個人に対して用い、実生活に役立つことがわかってきた脳の使い方の話を、日本や世界の過去の歴史や今起こっている問題にあてはめ、 その問題が脳のどういう使い方からきているかを考えたいと思ったからです。 今起こっている日本や世界の問題は、我々の日常生活と、日本や世界の出来事は、脳から見ると無縁ではないということです。日本や世界の歴史を脳から解析し、我々の日常生活との共通点をさぐることは、過去のことはすでに結果が出ているだけに、今後我々がどう生きていけばいいのかのヒントになるでしょう」 日本人の右脳が世界を救う! 「左脳に傾き過ぎて紛争で行き詰った世界において、日本という人のために尽くす右脳的な民族が、人に役立つ産業を世界各地でつくり、世界の流れを変えていくことでそのようになるはずだと私は感じています」(本書「おわりに」より)
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驚異の「ホルミシス」力~眠っている能力を蘇らせ人間力をアップさせる~
¥1,650
篠浦伸禎著 2013年3月発売 四六判・ソフトカバー・208ページ 安倍総理のラドン吸入で話題の「放射線ホルミシス」。 低線量放射線のホルミシス効果についても肯定的に解説。 低線量放射線=軽いストレスが、生物を活性化させる。 ストレスを乗り越え、生き方をレベルアップする能力、それがホルミシス力。 ホルミシス力は人間が生きる上で一番大事な能力である! 「今回、縁があって放射線ホルミシスのことを調べるようになり、ホルミシス現象が実は我々の分野の治療にとっても利用すべき大事な現象であることがわかりました。さらに、ホルミシス現象は、人生を生きるうえでも極めて大事な原理であると考えるようになりました。この本に繰り返し書いたように、人間の中にはストレスを乗り越える遺伝子が眠っており、適度のストレスのみがその遺伝子にスイッチを入れることができます。放射線がないと細胞は死んでいくように、ストレスがないと人間は成長しないのです」(本書「おわりに」より) ~読者の声~ ・「ホルミシス力を人生論まで発展させた優れた本。科学的根拠も書かれており、説得力大。幸せに生きる処方箋。ホルミシス力の真の意味がわかる。作者の人を愛し、応援する心にも感動」 ・「篠浦先生の「ボケない生き方」同様、私にとって大切な本となりそうです。篠浦フアンになりました!」 ・「少し視点を変えるだけで、色々な事が見えるもの! まだまだ知らない事がいっぱいですね」
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どんなピンチも女を謳歌しながら乗り越えた。私、やりたいことは、決してあきらめない!
¥1,650
池端美和著 2017年4月発売 四六判・ソフトカバー・256ページ 度胸と愛嬌で男社会を乗る切る女脳ビジネスとは? しなやかでしたかかな、女性リーダーの新バイブル誕生! 借金28億円を抱えたシングルマザーの奇跡を起こす逆転マインド 夢、希望、キャリア、美、愛、女性性を手に入れて、「キラキラ輝く」貴女へ! 「女性には、どんな逆境でもキラキラと輝きながら生きる力があります。そして、未来を見据えてコツコツと辛抱強く励む力があるのです。自分を信じる力が必ず貴女をキラキラと輝せることでしょう。そして、この新時代を生きる女性に、キャリアを磨き、男勝りで活躍する人こそ、女性らしさを失わないよう女磨きにも決して手を抜かず、女を謳歌しながら輝いてほしいと思っています。ますます自信に満ち溢れて素敵な笑顔で活躍していただきたいと願っています。社会で活躍を求められている貴女にとって、本書が心を豊かにさせ、幸せの極意を知っていただくヒントになればいいと思っています」(本書「はじめに」より) ~読者の声~ ・「この本には、お店を立ち上げたばかりの今の私に必要な言葉が詰まっていて、誰に何と言われようと、自分が信じているうちは突っ走ろう!って思ってることを『間違ってないよっ』て言ってくれました。この本をいただいて帰る電車の中で、初めて開いて目次を見て・・・気になるテーマが多すぎて、途中から読みそうになりました! 読み始めると、引き込まれて読みきってしまう本です。あえて・・・女性なら、どんな方でも得られるものがものすごく多い内容の濃い本です!キラキラを磨くヒントがいっぱいです! 男性なら、女性の底力にびびり差し迫る恐怖感を感じ、負けてはならんと、エネルギー注入されるのではないかと思います! 本当にお勧めです!」 ・「莫大な借金にシングルマザー、起業家・女性リーダーなど、私にはほど遠い話と思ってはいましたが、筆者美和さんの優しい笑顔と存在感に惹かれて購入しました。誰かの役に立てば幸せ・女性に輝いてほしいと、赤裸々に熱く優しく語ってくれます。平凡な人生の私でも、元気をもらえる本です。美和さんの人を大切に思う心・家族を愛する心を見習いたい。明日からの未来を明るく強く生きていけそうだって思わせてくれます。女性である自分をもっと大事にしようと思わせてくれます。多くの女性と、その女性を取り巻く男性にも手にしてほしいと思います」 ・「なんとなく読み始め、ぐいぐい魅了されて4時間ほどで読み切ってしまいました。文章自体にエネルギーがみなぎり、著者の葛藤が手に取るようにわかり、自分自身に置き換えてゾッとしたり、ワクワクしたり、不安になったり、感情が揺さぶられながら読みました。27歳でなんのスキルもないところから、父親の残した28億円の借金と、毎月3000万円の赤字を出す会社を引き継ぎ借金を返済するなんて想像すらできない。自分自身、自己正当化する言い訳のない人生にしたいと思いながら、やってきたのだが、この本を読んで、やっている”つもり”でしかないと愕然とさせられました。 とりあえず、社内の課題図書にし、シングルマザーや、女性経営者、経営に行き詰まっている経営者にプレゼントしたいと思い、30冊購入しました。シングルマザーの葛藤、女性起業家、ベンチャー経営者、壁にぶち当たっている人たちには読んでほしいと思いました。この本にこのタイミング(創業期、飲食業進出直前)で出会えてよかったです!」
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BARカウンターから見える風景~銀座・歌謡曲BARマスターの一人語り~
¥1,650
盛本昭夫著 2017年3月発売 四六判・ソフトカバー・224ページ ●ウエンツ瑛士さん推薦 「昭和の歌謡曲は激動の時代と共に一番進化しました。曲を聞くたびに世相を感じます」 『神田川』『あの日にかえりたい』『私鉄沿線』『乾杯』『初恋』『つぐない』……。 昭和の名曲と共に古き良きあの頃が蘇る珠玉のエッセイ。 銀座の歌謡曲BARマスターが見てきた、 昭和の人の生き方、働き方、飲み方、恋愛事情 「このたび、五つの章を支柱として、全五十話のショートストーリーを書いてみました。【古き良き昭和の時代】の章では昭和時代を回想し、【仕事論】の章では仕事の上で諸先輩から学んだことをまとめ、【男と女】の章では昭和の男女の生き様にちょっぴり触れさせて頂き、【酒場で盛り上がる話題】の章では私の店での和やかな雰囲気をご紹介し、【お酒の正しい飲み方】の章では現代の若者へ「お酒とはこう飲むものぞ」とばかりに昭和人を代表して僭越ながら私からメッセージを送らせて頂きました。日頃のお忙しい時間から少し離れて、好きな音楽を聴きながら、好きなお酒の入ったグラスを傾けながら、この本を可愛がって頂けましたら大変嬉しい限りです」(本書「はじめに」より) ●この本の収録曲 『神田川』(かぐや姫・昭和四八年) 『ベッドで煙草を吸わないで』(沢たまき・昭和四一年) 『CHA‐CHA‐CHA』(石井明美・昭和六一年) 『SHOW ME』(森川由加里・昭和六二年) 『プレイバックPart2』(山口百恵・昭和五三年) 『夏休み』(吉田拓郎・昭和四一年) 『伊勢佐木町ブルース』(青江三奈・昭和四三年) 『他人の関係』(金井克子・昭和四八年) 『ひと夏の経験』(山口百恵・昭和四九年) 『時には娼婦のように』(黒沢年男・昭和五三年) 『魅せられて』(ジュディオング・昭和五四年) 『つぐない』(テレサテン・昭和五四年 『天城越え』(石川さゆり・昭和六一年) 『抱いて』(松田聖子・昭和六三年) 『およげ!たいやきくん』(子門真人・昭和五十年) 『星の指輪』(浜田省吾・平成五年) 『献身』(秋庭豊とアローナイツ・昭和五二年) 『私鉄沿線』(野口五郎・昭和五十年) 『生きていてもいいですか』(中島みゆき・昭和五五年) 『けんかをやめて』(河合奈保子・昭和五七年) 『初恋』(村下孝蔵・昭和五八年) 『わが人生に悔いなし』(石原裕次郎・昭和六二年) 『あの日に帰りたい』(荒井由実・昭和五十年) 『悲しい酒』(美空ひばり・昭和四一年) 『乾杯』(長渕剛・昭和五五年) 『日本全国酒飲み音頭』(バラクーダ・昭和五四年) 『一気!』(とんねるず・昭和五九年)
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植民地時代から少女時代へ~反日と嫌韓を越えて~
¥1,540
福屋利信著 2013年7月発売 四六判・ソフトカバー・256ページ 揺れる日韓関係の今だからこそ読んでおきたい1冊! 竹島問題や「従軍慰安婦」問題など、政治的には、かつてないほど日韓関係がぎくしゃくしているなか、K-POPや韓流ドラマ、映画などは変わることなく日本国民に受け入れられている。 著者はここにこそ、未来型の日韓友好を模索する道があるのではないかと説く。 韓国のポップカルチャーを通して韓国の文化や近現代史を知り、日韓の文化を比較しながら、 相互理解を深めることを提案する。 第1章 朝鮮戦争からソウル・オリンピックへ(南北分断から朝鮮戦争へ/竹島(独島)問題から日韓基本条約へ ほか) 第2章 ワールドカップから日韓新時代へ(民主化から格差是正へ/6・29民主化宣言以後の大統領とその政策 ほか) 第3章 2013年のソウルと北の脅威(「パルリ、パルリ」(速く、速く)文化/ソウルの整形美容事情の背後に見える韓国人気質 ほか) 第4章 日本のK‐POP受容(J‐POPとK‐POPの比較論/J‐POPとK‐POPを繋いだBoAと東方神起 ほか) ●東京新聞レビュー 「音楽、映画通じ韓国を探る 社会情勢踏まえ、本出版」 英米ロックやビートルズなどを研究している山口大学の福屋利信教授(大衆文化研究)が、音楽や映画といった文化的側面を通して韓国の実像を伝える書籍「植民地時代から少女時代へ~反日と嫌韓を越えて~」(太陽出版)を出した。著書では、民主化への過程、経済の隆盛、1988年ソウル五輪、2002年日韓共催サッカーワールドカップなど、韓国の政治や社会情勢を踏まえ、その時期にヒットした音楽や映画の背景を解説。高水準な歌手やグループが多数登場するKポップ界の事情、それらがどのように日本に広まっていったかなどについても説明している。領土問題などでたびたび緊張する日韓だが、福屋教授の最近の訪韓体験例として、ソウルでの街歩きや居酒屋の店内でも、むき出しの反日感情を突きつけられることはなくなった――などと記している。経済や文化の民間交流を強化し、相互の理解を深めていく重要性を説いている。 ~読者の声~ ・「文化論を展開する場合、先行文献や既存の資料にあたるだけでなく、入念な調査とフィールドワークが必要不可欠である。この点、著者は何度も現地に足を運び、自らの目と耳と全身の感覚で「韓国のいま」を感じ取り、日韓の歴史を丹念に整理したところに見事にフィードバックさせている。音楽・映画・スポーツといった文化的なものから、日韓の領土問題や朝鮮半島そのものの南北関係といった政治的側面にいたるまで、著者は実に様々な分野で、客観的な史実を的確に記述する一方、そこに存在する問題点から今後の展望まで、独自の見解を述べていく。その見解や意見に妙に説得力を感じるのは、日韓関係がより建設的・友好的になってほしいという著者のほとばしる情熱を一貫して感じるからだろう。両国の関係が政治的に難しい時期に差し掛かっている今だからこそ、文化交流でもってよりよい関係を構築していくべきであり、またその素地があるがゆえに十分可能であるとする著者の主張には、共感できる点が多い。さらに、本書でも頻繁に取り上げられているが、著者が韓国と関係の深い山口県に育ち、 自身の人生の随所において韓国そして日韓関係を肌で感じてきた事実そのもの、そしてそこからくる日韓関係のさらなる進展への熱い思いこそが、そもそも著者を本書執筆へと駆り立てた原動力ではないかと個人的には感じる。本書の全編を通して、そうした著者の溢れんばかりの情熱とメッセージを感じるのだ」 ・「まず驚くのが筆者のフィールドワークのすごさである。何度も韓国に足を運びルポのごとく丁寧に取材を重ねていることに脱帽。そして特筆すべきは若い人々への理解の上で書かれている点である。単なる、事実を無味乾燥に述べた学術論文的でないところが良い。文化を音楽、映画という面から取り上げているのは筆者の面目躍如であろう。筆者はビートルズを中心に60年代の音楽を語らせたら日本でも有数のエキスパートである。本書ですごいと思うのは韓国の映画史をほんとにわかりやすく年代順に解説してくれているところである。あれも見たい、これも見たいと思わせる。若い人々に是非見て欲しいという作品ばかりが、的確に批評、感想が述べられている、これだけでもこの本は一見の価値がある。。。。文中から感じられるのは筆者の心からの願いであろう日韓の真の友好促進への熱情である。今こそ、筆者のような視点から日韓が互いに理解し合う時代なのではなかろうか?筆者のこのようなほとばしるような情熱はどこからくるのであろうか?本書によれば、山口県に生まれた彼は若い頃から日本における朝鮮人差別に対して、強い憤りというより、深い悲しみを抱いてきたようである。ただ、それを心に抱くだけでなく、差別撤廃を行動に移していることに尊敬の念をいだく。若い世代の諸君に是非とも読んでいただきたい一冊である。本書によって韓国(というよりは朝鮮)の辿った苦難の道を理解した上で、過去の日本の犯した過ち(特に植民地化)について潔く謝罪し、その上で友情を築くようにしてほしい。いつの世もいじめた者はそれをすぐに忘れるが、いじめられたものは決してそれを忘れられないのであるから。最後に、このタイトルからも察しが付くと思うがこのような切り口で韓国を語れるのは筆者以外にないだろうと思う。大学、高校などの図書館には常備の一冊だと強く思う」
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台湾の表層と深層~長州人の熱情と台湾人のホンネ~
¥1,650
福屋利信著 2017年2月発売 四六判・ソフトカバー・256ページ 親日感情を育てたのは長州人だった!? 歴史からポップカルチャーまで、複眼で見たリアル台湾。 「台湾と台湾人の表層から深層へと日本人の関心と理解は深まるべきだ。それは、悲しい歴史を乗り越えて、言いたいこともぐっと呑み込んで、それでも親日でいてくれる「世界一の親日国台湾」に対して、日本人として示すべき礼儀であろう。 日本と台湾の関係が増々密になれば、領海問題や歴史認識問題などのセンシティヴな課題を抱える東アジアの政治・経済の安定に、必ずや何らかの貢献ができるはずだ。まずは台湾をもっともっと理解することから始めてみよう!」(著者談) ~読者の声~ ・「台湾の人たちは日本のことをよく知っているのに、日本人は台湾のことを驚くほど知らない、と著者は嘆く。というより、台湾の人たちが日本のことをよく知っているという事実すら 知らない日本人も少なくないのではないだろうか。 しかし、本書で深く掘り下げられているように、台湾の近代化に貢献したのはまぎれもなく日本であり、それゆえに台湾の人々は反日どころか親日感情を抱いてくれているのである。そんな台湾のことを知らないままでいるのは、なんともったいないことか! 台湾での知名度の高さは、桂太郎でもなく、乃木希典でもない。児玉源太郎をはじめとする長州人が台湾の近代化に大きく寄与した史実を、著者は同郷が長州である地の利と縁を活かして、深くかつ丁寧に説明してくれる。 著者はまた、台湾と日台関係の詳説から、両国民の国民性、ひいては日本人のグローバル化論までも結びつけて考察していく。「日本人にとってのグローバル化とは、日本人としての自己を保持しつつも、他国の文化や価値観に対して柔軟であること」というのが著者の信念とのこと。その「日本人としての自己」とは、奇しくも台湾の人々が日本の統治時代に学んだ「自己犠牲」「誠実」「勤勉」「責任感」といった「日本精神」にほかならないように思えた。 そうした日本精神が日本人の間で失われつつあるように感じられると、逆に台湾側からイメージされているのは、なんとも皮肉なことであり、日本とわれわれ日本人にとっては危機的状況であろう。「日本人らしくない人」が「グローバルな人材」などと思う風潮が一部、世の中にあることも残念なことだ。 台湾および日台関係を歴史的・文化的に知るだけでなく、日本人にとってのこれからのグローバル化のあるべき方向を、あらためて考える機会を与えてくれる良書である」 ・「「歴史は流れで覚えよ。縦と横のつながりを意識せよ。」という歴史の先生に教わった言葉通りの本であり、これまで頭の中でばらばらだった歴史上の出来事や、日本と台湾との関係が一本の筋としてつながった。 特に印象的だったのは、日本ではほぼ無名に近い偉人たちにスポットを当て、彼らがいかに台湾の近代化に影響を与え、また台湾の人々が彼らを今でも慕ってくれている事実である。「日本精神」を引き継いでいる台湾の人々と比較すると、今の日本人はどうだろうか。偉人に学ぶ、過去の日本人に恥じない生き方をする、そのような日本人はどれくらいいるだろうか。本誌には台湾人へのインタビューが掲載されているが、その中に「日本人は、すごく真面目なイメージだったが、その日本人の美徳が、日本の若者の間で崩れ始めていると危惧する」という回答がある。 また、本誌で書かれている内容をもっと深く知るための映画や音楽等のポップカルチャーが紹介されていることも特筆すべき点である。特にこれまで台湾映画を見る機会が少なかったため、大いに興味をもつことができた。 台湾についてあまりよく知らない人には入門書として、よく知る人にも新たな発見が見出せるお勧めの一冊である」 ・「台湾は「世界一の親日」とよく言われる。昨年、実際に台湾を旅行してみて肌で感じた。だが、「それはなぜ?」と考えたことはなかった。この本は、その疑問を想起させてくれ、なおかつ丁寧に回答を提供してくれている。筆者は、日本が台湾を植民地とした時代の治世の方が、日本の敗戦後、日本に代わって台湾を支配した蒋介石国民党の治世より良かったという「比較論」の中での親日である、と結論づけている。加えて、筆者は。日中国交正常化の際、台湾を切り捨てた日本の苦しい立場に言及しつつも、それでも親日でいてくれる台湾に対して、日本人は、台湾人が歴史的悲劇を乗り越え、言いたいこともぐっと呑み込んでくれている事実を知っておかねば、「日本人として礼を失する」と警鐘を鳴らしている。この本のおかげで、私の「親台感情」は、随分深まった」
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音楽社会学でJ-POP~米軍基地から生まれた日本歌謡曲ヒストリー~
¥1,980
福屋利信著 2018年9月発売 四六判・ソフトカバー・328ページ 戦後の米軍基地から生まれた歌謡曲から現在のJ-POPまで、時代背景やその曲の持つ意味やヒットの理由、社会的な意味などを「音楽社会学」として考察。 第1章 復興に息づく銀座の街角を、彼女が歩けばジャズが聞こえた(1950年代) 第2章 ビートルズに心躍らせスパイダースを口ずさんだあの頃、君も僕も若かった(1960年代) 第3章 アメリカと日本を脱構築し、「風街」を構築したはっぴいえんど(1970年代) 第4章 「おいしい生活」とともに「おいしい音楽」(「J-POP」)への助走が、はっぴいえんどファミリーによって始動(1980年代) 第5章 安室奈美恵と宇多田ヒカル:二人の「J-POP」平成歌姫(diva)の登場(1990年代) 第6章 J-POPは国境を越えて行く:インターナショナルからトランスナショナルへ(2001-2018) 「1970年代に日本語ロックを確立し、1980年代にそのファミリーが日本のポップス・シーンを牽引したはっぴいえんどは、平成の最終年においてなお影響を行使し、「J-POP」シーンの片隅に、はっぴいえんどフリークとも呼ぶべきミュージシャン群を生み、異色の存在感を示しているのだ。このことは、いくら強調してもし過ぎではない。本書がその強調に少しでも貢献できることを願うばかりだ。「知る人ぞ知るはっぴいえんど」を「誰でも知っているはっぴいえんど」にすることが、本書に込めた筆者の野望だと言ってもよい」(本書「はじめに」より) ~読者の声~ ・「評者は1990年代の、いわゆるJ-POPがそのジャンルを確立し、爆発的に全国に広まった時期に、ちょうど20代~30代を過ごした世代である。その頃に降臨した2人の歌姫・安室奈美恵と宇多田ヒカルは街中で何度も耳にしたし、カラオケでも彼女たちの曲が歌われるのをまず聞かない時はないほどであった。 それから20年近くの年月が流れた。奇しくも先般、沖縄・宜野湾にて安室奈美恵の引退公演が行われ、興奮と名残惜しさ、そしてそれでいて前向きな熱いエネルギーが混ざり合った独特の雰囲気を画面越しにでも感じ、何とも形容しがたい余韻の中、20年前の自身と当時の日本の音楽趨勢の追想に浸った。 それだけに、著者がJ-POP確立の偉業をこの2人の歌姫に帰しているのが十分に肌で理解できる。そして、J-POPが日本の商業音楽の総称となったとの指摘も、当時の自分と同世代のJ-POPへの熱の入れようを追想した時、至極納得のいくものである。本書を読むことを通じて、自分の人生の軌跡を日本の音楽界の変遷、また人々の音楽観の変化とともにノスタルジックに辿ることができるのは、10年ごとに区切った日本の音楽シーンを著者が精緻に丁寧に活写することに成功しているがゆえである。 その意味で、始まりは1950年代から今眼前の2018年にまで至るまでの音楽シーンを広範囲にカバーする本書は、どの世代の読者であっても、何かしらの自らの音楽体験と重ね合わせて、自分の歩んできた人生をつい追想しながら読んでしまうという不思議な感覚にとらわれることだろう。日本と世界、とりわけアジア諸国とのインターナショナルを超えたトランスナショナルな関係を、J-POPが切り開いたということは、真の国際交流の姿勢ともいうべき「多文化共生」と底流を一にする。こうした著者の主張は言うまでもなく、これからのすべての世代の日本人が心得ておくべき他者への共感と他文化へのリスペクトにつながるものであろう。音楽社会学が社会思想に貢献する点の1つが、まさにここにあるのかもしれない」 ・「本書は、日本の大衆音楽は、常に日本古来の音楽性に西洋的な音楽性を取り込むかたちで発展してきたと説く。その信念を基点に、どのようにして歌謡曲がJ-POPに進化したのかが丁寧に説明されている。研究者の書いた本だが、タイトル通りのポップな文体でJ-POP史が綴られていて、とても楽しく読める。 終戦後の排米主義と拝米主義のアンビヴァレンスの狭間で、自由な表現を許された大衆音楽が日本人の敗戦ショックを癒した。美空ひばりという昭和の歌姫は、そんな時代の復興への希求を象徴していた。1960年代には、右肩上がりの経済成長を象徴するような坂本九の「上を向いて歩こう」がアメリカのヒットチャートのナンバーワンに輝いた。一方で、ベンチャーズやビートルズからロックンロールの薫陶を受けた若者たちの熱狂のなかでグループサウンズがこの世の春を謳歌した。1970年代には、西洋の物まねを脱しようとする熱情を携えて、はっぴいえんどが日本語のロックを完成させ、社会的メッセージを歌に込めようとする営為がフォークブームを醸成した。1980年代にはいると、ユーミンや山下達郎が豊かになった中産階層の恋を歌い上げた。そして、1990年代、日本の大衆音楽が世界に胸を張れる音楽性を身に纏ったとき、おりからの「Jブーム」に乗っかるかたちで、「和製ポップス」は「J-POP」に進化したのだと筆者は説く。安室奈美恵は、その進化を象徴する平成の歌姫であった。 筆者は、戦後の焼け跡のエネルギー、高度経済成長の活気、学生運動のやみくもな情熱、田中角栄の列島改造論、量から質へと変化した消費マインド、バブル景気、グローバル社会等といった社会背景とともに日本の商業音楽の変遷を語っている。長らく音楽社会学の視点からビートルズ、アメリカンロック、アジアンポップスを扱ってきた筆者が、生まれ育った原風景から語りはじめ、現在のグローバライゼーションの中でアイドルシーンを分析する手法は、日本の大衆音楽史にオルタナティヴな観点をもたらしてくれている。珠玉の一冊だ」 ・「筆者は、2010年に「ビートルズ都市論」(幻冬舎新書)で、ビートルズの音楽性と彼らが呼吸した街であるリヴァプール、ハンブルグ、ロンドン、東京の特殊性との関係性を鮮やかに分析して見せた。ビートルズ世代ならではの力技に感心したものだった。その筆者が、2018年、日本の歌謡曲からJ-POPへ至る過程を、東京の音楽文化の中心が、銀座、新宿、渋谷、六本木、秋葉原と移ろう過程に重ね合わせて、巧みに論じている。大学教授とは思えない読みやすい文体は、327頁を一気に読ませてくれる。しかし、アカデミックな雰囲気も漂っていて、読者の知的好奇心も十分くすぐってくれる。音楽社会学の立場から綴られる「J-POP都市論」に拍手!」
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脳から見た日本精神~ボケない脳をつくるためにできること~
¥1,760
篠浦伸禎著 2019年11月発売 四六判・ソフトカバー・280ページ 縄文思想から武士道、そして日本精神。 日本人はどのように脳を使ってきたのか。 「人として信頼できるがんの名医100人」にも選ばれた、覚醒下手術の第一人者であるトップ脳外科医が、扁桃体や報酬系の暴走を止めるための『正しい脳の使い方』をやさしく解説。 「日本人のルーツは1万5000年前から1万年以上続いた縄文人です。縄文人は最近の研究で右脳的な人たちであり、争いがなく皆が助け合って暮らしていて平和的であったといわれています。そのような平和な民族が1万年以上続いたことは奇跡的なことであり、それは日本が島国であり、自然が優しくて厳しいという環境がそのような人たちをつくってきたのだと思われます。 魂は様々な臨死体験の報告から見ると右脳的であることは間違いないと思いますが、縄文人もお墓を集落の真ん中に作っており、死後の世界と密接につながり、右脳的であるがゆえに、魂を身近に感じていた人たちのように私は想像しています。 日本人はそのような縄文人の遺伝をついでいるので、先進国で唯一といっていい、争いを好まない右脳的な民族になっていったのでしょう。そういう意味では、日本人がいろいろな分野において、世界の中でも重要な役割があることは自明の理であり、その自覚とその役割を果たす覚悟が今求められる時代になりました」(本書「おわりに」より) ~読者の声~ ・「とにかく良い本!統合医療、手術回数ではなく質ということ、右脳の大切さ、日本精神、 感謝・真心・誠意。認知症予防には、誠実、寛容、社交的、自立心、色々考えさせられる内容がギュッと詰まっていて参考になりました。家族で回し読みしています」 ・「タイトルにひかれて読みました。著者は、覚醒下手術(意識を保ったまま手術をする-この本で初めて知りました)の第一人者で現役脳外科医の篠浦伸禎氏。ブレインドクター・左脳ミスター・右脳ミセス3人の対談形式で進められ、読みやすかったです。左脳は区別する脳、右脳は統合する脳であり、日本の歴史から見ると、日本人は、元々右脳優位と考えられるとあり、認識を新たにしました。武士道から、発達障害の脳の状況、教育、食の問題など、脳を鍛える(!)話題が多肢に渡り、読んでいてついていくのが大変でした。また、ゆっくり読み返したいと思う一冊です」